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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

高層ビルの大切な骨格 鉄筋工事を真摯に担う
勝守工業合同会社 代表 藤井勝

 
プロフィール 20代前半の頃は出版関連の会社に勤務。友人を介して建設会社の社長と知り合い、懇意になる。その後、話を聞くうちに関心が高まり、自身も建設業界に転職を果たした。さまざまな現場仕事を経験し、最終的に鉄骨工の道に進むことを決意して独立。勝守工業(同)を設立し、現在は建築金物取り付けや鉄骨ボルト締め、雑鍛治を手がけ、東京を中心に首都圏の大型ビルなどの仕事を受注している。【ホームページ
 
 
 
大規模建造物の強度を高め、しっかりと支える鉄の骨組み。ボルト一本を締めるのにも高い技術を要する仕事だ。実際、現場ではどのような様子で工事が行われるのだろうか。東京都葛飾区に拠点を置く勝守工業合同会社の藤井勝代表は、30年以上業界に関わってきた。藤井代表曰く、「技術はもちろん、現場でのマナーや丁寧な言葉遣いも駆使できてこそプロ」。建設業界のイメージ自体を変えたいという興味深い本音も聞かせてくれた。
 
 
 

業界歴30年超の代表が率いる鉄骨プロ集団

 
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インタビュアー 春香クリスティーン(タレント)
春香クリスティーン(以下、クリス) 勝守工業合同会社さんでは鉄骨や金物工事を手がけておられるそうですね。具体的にはどういったお仕事なのでしょう?
 
藤井 弊社の業務は、大規模な都内のビル建設現場における、鉄骨全般の取り扱いです。特に多いのが専門技術を用いて鉄骨と鉄骨を特殊なボルトでつないで固定する工事ですね。
 
クリス すごい! 高層ビルの支柱の鉄骨となると、一本一本がかなり大規模ですよ。何より、そんな特殊なボルト専門の職人さんがいらっしゃることも初めて聞きました。
 
藤井 実際、幅2m以上、高さも長さもある非常に大きな鉄骨を扱います。建物が完成すると見えなくなる部分なので、一般の方々はわからないですよね。
 
クリス でも、建物の強度に直結するような重要なお仕事ですよね。私たちが安心して高層ビルを利用できるのも、藤井代表のようなプロの職人さんが活躍しているからこそです。藤井代表は、この業界に入られて長いのですか?
 
藤井 26歳で独立し、独立前の経験も含めるとトータルで30年以上になります。それ以前は、実は畑違いの出版業界で会社勤めをしていました。肌に合わないと思っていた頃に、建設業で親方をされていた方から話を聞き「おもしろそう」と感じ、転職したんです。最初は業界内でいろんな現場業務を経験し、最終的に鉄骨・金物工事業に落ち着きました。
 
 
 
 

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