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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

離婚関連と福祉に強み
頼れる女性行政書士

 

自身の経験を活かし、離婚の手続きを支援

 
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石黒 障害福祉事業者へのサポートの他に、伊藤代表が力を入れておられる業務はありますか?
 
伊藤 離婚や不倫・浮気などの男女問題に関するご相談の対応にも力を入れています。当事務所では、親権や財産分与など当事者間の離婚する条件を記載した離婚協議書や、不倫・浮気のトラブルが当事者間の話し合いで解決されたときに、双方が合意した内容をまとめた示談書の作成などを行っているんです。
 
石黒 離婚の相談にも対応している行政書士事務所とは、初めてお聞きしました。離婚に関する相談は弁護士にお願いするイメージだったので、とても驚きです!
 
伊藤 確かに、当事者間でトラブルとなり、裁判などの紛争に発展する場合は、弁護士が対応することが多いと思います。しかし、当事者同士の話し合いによって双方が納得して離婚に至る場合は、行政書士が関連書類を作成するだけで問題を解決できるんですよ。また、男女問題の相談の際は、当事者同士が円満に問題を解決できるよう、さまざまなアドバイスも行っています。男女問題は争いごとに発展してしまうと、解決がとても大変になるケースが多いんです。私自身も過去に離婚を経験しており、そのときは当事者同士の話し合いだけで解決できる状況ではなく、裁判所で離婚調停を行いました。当時、私には1歳に満たない子どもがいて、仕事の合間を縫って子どもを抱えながら、弁護士事務所へ相談に通っていたんです。そのときの苦労は大変なもので、私は同じ苦労をお客様にしてほしくないと思い、当事者の視点からも助言をさせていただいています。
 
石黒 小さいお子さんを連れながらの相談は本当に大変だったと思います。子どもがいる場合の離婚は、子どものこともしっかりと考えて手続きをしたいですよね。
 
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伊藤 そうですね。離婚の手続きを行う際は、子どもにとって何が最善かを考えることが非常に重要になります。私は、ただ親権を持つ親だけを決めて、手続きが完了したら、それですべてが終わりというわけではないと思います。たとえ親権を持たなかったとしても、子どもにとって親ということは変わりないので、そういった意味でも両親どちらにも子どもを養育する責任があると考えているんですよ。子どもにとって、両親と触れ合える機会はとても大事なので、お客様には離婚後にお子さんとどう接していくかというアドバイスも行っているんです。
 
石黒 なるほど。ご自身も当事者としての経験があるからこそ、お客さんに対して親身なアドバイスができるんでしょうね。