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インタビュアー 畑山隆則(元ボクシング世界王者)
安岡 私の父は建設会社を経営しておりまして。父が怪我をしたらどうしようと常々心配していた私は損害保険代理店を開業し、40年のキャリアを積んできました。社名の「みちてらす」は仏教の言葉で「未知照らす」という意味です。見えない未来に向かう道を明るく照らし、人々がつまずいたり不安に襲われたりしないように、「満ち照らす」という思いを込めました。
畑山 なるほど。保険のお仕事はまさに将来の不安を解消するお仕事ですからね。
安岡 おっしゃる通りです。また、弊社は不動産管理も手がけているんですよ。それに付随して、古い物件の建て替えで立ち退きを迫られたり、福祉のお世話になったりしている高齢者の見守りやサポートもボランティアで展開しています。手づくりのお弁当と私が畑で栽培した野菜を持って一軒一軒訪問し、きちんと日常生活が送れているか、悲しみに暮れていることはないかと見回りを続けて8年ほどになるんです。
畑山 まさに、体と心の両面から高齢者を支えていらっしゃるわけですか。地域の方も安岡社長のような方がいれば安心ですね。
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畑山 それが安岡社長の人徳なのでしょう。未来といえば環境問題も抜きにできません。
安岡 畑山さんのおっしゃる通りです。そのような観点から、NPO法人エコキャップ推進協会の理事に就任したんですよ。海を汚染するマイクロプラスチックの問題を解決するには、ペットボトルのキャップという身近な素材から環境を考えることが大切です。お子さんでも始めやすいエコキャップの回収を働きかけるため、講演などの啓蒙活動で飛び回っているところで、この活動は障がい者の支援にもつながっています。