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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

女性目線の繊細さが自慢 一気通貫リフォーム工事
わんだふる 代表 渡部朋子

 
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インタビュアー 石黒彩 (元モーニング娘。)
石黒 渡部代表が運営する、わんだふるは東京都江東区でリフォーム工事を手がけているそうですね。
 
渡部 はい。リフォームやリノベーション、解体、デザインなど全施工を下請けさんに頼らず、当事業所で一気通貫して行っています。
 
石黒 ワンストップ施工なら、余計なコストもかかりませんね。どのような経緯で事業を始められたのか教えてください。
 
渡部 社会的に行き場のない方々を雇う会社を経営していた父の影響を受けたことがきっかけです。あるとき私も、施設出身者や夜職の若者から相談されましてね。その子たちに仕事をさせてあげたいと思い、住み込み場所を借りて会社をスタートさせたんです。
 
石黒 困っている方を助けたい気持ちが源泉にあるんですね。何歳のときに事業を始められたのでしょう?
 
渡部 30代前半からです。最初は仲のいい2~3人と働いていました。そして、事業が軌道に乗るに連れて人員も増やし、現在は女性スタッフが10名以上、男性も数名います。スタッフの多くは施設出身者や夜職兼業者です。
 
石黒 女性スタッフさんの多さが特徴ということですか。しかし、現場作業は大変そうなイメージがあります。
 
渡部 当事業所に勤める女性陣は、男性以上にタフですよ(笑)。パワフルに仕上げてくれます。150㎝ほどの小柄な女性も平気で作業しています。平屋解体なら2人で5日間あればできますね。若い女の子はやる気と好奇心、軽快なフットワークで大仕事も乗り切っちゃうんです。
 
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石黒 すごいバイタリティ! 活発なスタッフさんを統率する秘訣も知りたいです。
 
渡部 自分の育児経験が役に立っていると思いますね。ですから、同じ目線で寄り添い、ときには注意もしています。みんなの親のように居場所づくりや仕事づくりを支えたいという使命感を持っているんです。
 
石黒 とても素敵です。家族のように接しているからこそ、スタッフさんたちもついてきてくれるのでしょうね。渡部代表は営業のお仕事がメインですか?
 
渡部 営業と現場、両方に出向いています。最近は、新人育成に比重を置いていますね。