近藤 私たちは、現在、生活介護事業所「ライフワークぎんなん」を主軸として、就労継続支援B型と生活介護事業所を兼ねそろえた多機能型事業所「ふふふ」、そして、「花筏」の3通所事業所とグループホームで男性専用の「夢・夢・夢(ム・ム・ム)」、女性専用の「万華郷」、そして、短期入所と日中一時支援の「ぎんなん第一短期事業部」居宅介護事業「ライフサポートぎんなん」を展開しております。
濱中 障がいをお持ちの方を幅広くサポートされているんですね。最初はどういった経緯でスタートされ、近藤会長はどのように法人へ関わるようになったのですか?
近藤 泉佐野市に支援程度区分の高いいわゆる重度障がい者の通所施設がなかったので、「自分たちでつくろう」と家族が中心となって地域の方々にご協力をいただき、1991年に無認可小規模作業所を立ち上げたんです。その間9年を経て2000年に「社会福祉法人いちょうの森」として新たにスタートしました。そして、私が経営陣の一員となった動機は、家族さんたちからの強い要望と、その人たちの作業所を立ち上げた苦労を実感できる一人として、それを無駄にしてはいけないと痛感したこと。そして、法人の経営基盤の基礎固めを行うことが私の使命と思い、2008年に理事を引き受けることにしました。