B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

自尊心を育み成長を促す ベルティング発声&書道
TAKEYA Vocal Lesson/竹屋書道教室 代表 Hyca/佳風

 
プロフィール 大阪府出身。中学時代から歌手を目指し、大阪スクールオブミュージック専門学校を卒業。2014年、ボイストレーナーとして福井県でTAKEYA Vocal Lessonを開校。後に、ベルティング発声法を習得し指導に取り入れる。2017年には、書道師範の資格をもとに竹屋書道教室を開校し、両教室で技術だけでなくメンタル面の指導も行っている。【ホームページ
 
 
 
「ボイストレーニング=歌唱力の上達」と思いがちだが、声自体を鍛えることで内面も成長できる。そう話すのが、TAKEYA Vocal Lesson(タケヤボーカルレッスン)と竹屋書道教室を運営するHyca/佳風(ハイカ/カフウ)代表だ。それぞれの教室は内容が異なるようでいて本質的には変わらない。どちらも取り組むことで自尊心を養えるからだという。歌と書道を通じて人生観が前向きになるその指導方法とは――。
 
 
 

学び続けた音楽と書道を、指導する立場に

 
glay-s1top.jpg
インタビュアー タージン(タレント)
タージン TAKEYA Vocal Lessonと竹屋書道教室を運営している、Hyca/佳風代表。ボイストレーニングと書道、性質の異なる教室を手がけているのは珍しいですね。
 
Hyca/佳風 私自身、2つは別物と思っていました。でも、それぞれを極めるうちに、両分野は似ていると気付いたのです。歌と書道、動と静の違いはあれども、根本の精神的な部分は同じなんです。
 
タージン とても興味深いです。歌と書道の共通点は、後ほど詳しくお聞きしましょう。まずは、2教室を運営するようになった経緯を教えていただけますか?
 
Hyca/佳風 中学生の頃、初めて人前で歌った時の歓声や感覚が忘れられず、それから本格的に歌に取り組むようになりました。ブラックミュージックのような地声に近い声で、高音をパワフルに出すベルティングという発声法を学びたいと思ったものの、当時それを教える先生が周りにいなかったんです。ですから、私がその環境をつくろうと思い、TAKEYA Vocal Lessonを開きました。書道は6歳で始めて、最初は家族や知り合いのお子様のみ指導していました。その後、竹屋書道教室を開設し、教授資格も取得したんです。