
インタビュアー 狩野恵輔(野球解説者)
瀬合 この家はすでに築100年を超えているんですよ。そこで、下の部屋と断熱させるために床を20cm上げて断熱材を入れるなど、大幅に手を加えているところです。
狩野 手際のよい施工はさすがプロですね。それでは、あらためて瀬合工務店さんと瀬合代表のご経歴を教えてください。
瀬合 私は曽祖父の代から続く大工の4代目です。曽祖父が大工になったのは1927年なので、当工務店は創業して今年で97年目になりますね。瀬合工務店の屋号を用いるようになったのは父の代からです。私は会社勤めをしたい気持ちもありながら、結局は大阪で建築関連の専門学校に進学し、卒業後はそのまま家業に入りました。そして、父の仕事はもちろんのこと、さまざまな現場の応援に行き腕を磨いてきたんです。
狩野 瀬合工務店さんの営業エリアはどのあたりでしょう。

狩野 その場で利益にならなくても、地域の方々のご要望に応えてきたからこそ、「瀬合工務店は信頼できる」と評判を高めることができたのでしょう。最近は大工さんのマナーも、以前とは比べ物にならないほど配慮が求められるようになりましたよね。
瀬合 狩野さんのおっしゃる通りです。昔の職人はタバコを吸いながら施工する人も多く、吸い殻を隣家の敷地に捨てるなんてこともよくありましたからね。でも、今ではそのような行為は絶対に許されません。施工前、施工後にはご近所の方に挨拶回りをする、現場は常に清潔にするなど、徹底した管理でお客様に安心をお届けしています。