半世紀にわたり敦賀市のインフラを下支え

インタビュアー 矢部美穂(タレント)
富本 ありがとうございます! ファンの矢部さんにお祝いいただけて光栄です。
矢部 もともと御社の事業は、富本社長のお父様が始められたとうかがっています。
富本 はい、ちょうど私が生まれた頃、父の政一が起業しました。戦後の激動期、貧しい暮らしの中で自らトラックを運転して切り盛りしていたそうです。先代は仕事に厳しい人でしたが、義理人情に厚く、社員をとても大切にしていました。
矢部 富本社長は、この会社とともに人生を歩んでこられたわけですね。
富本 そうなりますね。早くから父は跡を継がせる考えだったようで、「いずれ会社を頼む」と言われて私は育ちました。正式に事業を継承したのは27歳です。以来、先代が築いた礎に基づき、福井県敦賀市で事業展開してきました。県と市の公共事業をはじめ新幹線の駅や高架橋、敦賀港などの事業に携わり、実績を積み上げて今に至ります。会長の父が亡くなってから、5年が経ちますね。
矢部 お若くして2代目に就任され、大変なことも多かったことと思います。でも、マルトミさんの成長ぶりをお父様も誇らしく思っておられることでしょうね。