アクアリウム業界に飛び込み30年

インタビュアー 水野裕子(タレント)
和田 私はもともと不動産会社で働いていたんです。しかしバブルが崩壊したことから不動産業界も大きな打撃を受け、私の勤務先でも別の事業を立ち上げようという案が出まして、それが海水魚を扱うアクアリウムショップでした。海水魚なんて飼ったことのない私が水槽の管理を任されることになり、最初は試行錯誤の連続でしたね。気付けば、そこから約30年になります。
水野 まったく違う畑から現在の業界に入られたんですね! バブル崩壊後はまだ、海水魚を飼育するという認識も、あまりなかったのでは?
和田 おっしゃる通りで、当時海水魚を飼育するには大規模な設備が必要で、費用がかかることから、一部のハイエンドクラスの方の趣味でした。それに、しっかりとした飼育ノウハウも確立されていなかったんです。