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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

クオリティに妥協なし
アパレル業界の冒険者

 

こだわりの自社ブランド「08Mab」

 
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畑山 独立されたのはいつですか?
 
森井 2021年6月です。勤めていた会社がアパレル以外に力を入れるようになりまして。関わっていた業者様やスタッフたちが背中を押してくれたこともあり、思い切って退職しコードエフを立ち上げました。
 
畑山 すると、今一緒に働いているスタッフさんたちは問屋時代からのお仲間で?
 
森井 ほぼ、そうです。問屋時代に同じ志を持った仲間2人と、新しく加わったイタリア人の女性デザイナー、そして私を含めて4人態勢で頑張っています。
 
畑山 ヨーロッパのテイストも入れているとは、聞いているだけでもおしゃれ感が伝わってきますよ。アパレルと言えば、競合他社がひしめき合っている印象があります。その中で、コードエフさんのブランド「08Mab」の特徴を教えてください。
 
独自のアパレルブランド「08Mab」
独自のアパレルブランド「08Mab」
森井 フランス産、ベルギー産のリネン素材を使ったデザインにはこだわりがあります。天然素材は合成繊維では出せない自然ならではの魅力があるんです。一般的に言われるメリットはもちろんですが、想像通りにならないのもおもしろいですね。ギャザー一つとっても、きれいに表現するのが難しく、いつも工場に無理を言ってギャザー倍率を変えたサンプルを数枚つくってもらい、その中からベストをピックアップしています。
 
畑山 ものすごいこだわりだ! スタッフさんたちにも同じような情熱と熱心さがあってこそ、初めて成り立つお仕事でしょうね。
 
森井 スタッフ全員がクオリティには妥協しない性格です(笑)。弊社は年4回展示会を開いているので、そこに向けて試作品をつくります。全員がブランドへの思いが強いので、展示会前のアイテム選定は毎回白熱するんです。私の渾身のデザインもスタッフたちにあっさり外される・・・ということも多々あります。