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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

日々新たな進化を続ける
排水処理設備の専門業者

 

背中を押してくれる頼もしい母=社長

 
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今岡 DIANO SHIELDという新たな武器を得て、さらに礒部社長の次男である亮至さんも新戦力として加わり、ディンクさんの事業もますますパワーアップなさったことでしょう。ところで、亮至さんは非常にお若いですよね。おいくつなんですか?
 
礒部(亮) 今年で18歳になります。現在は夜間の定時制高校に通いながら、弊社の社員として勤務しているんです。
 
今岡 学業との二足の草鞋とは、とても感心です。入社するまでの経緯もお聞かせいただけますか?
 
礒部(亮) 私はもともと全日制の高校に、1年生の時まで通っていました。しかし、どうしてもその学校の雰囲気に馴染めず、悩んでいたんです。そんな時に、母が「無理はせず自分がやりたいと思うことをやりなさい」とアドバイスをくれまして。そこで、定時制高校に入ることを選択し、同時に、母が経営し兄も勤務するこの会社で私も働いてみたいと考えたんですよ。
 
今岡 なるほど。礒部社長からのアドバイスがあったわけですね。
 
礒部(亮) はい。母は昔から私が決めたことの背中を押してくれるような存在でした。私が小学生の頃です。少年野球をやっていたある時、私はピッチャーに挑戦したいと思っていました。ところが、友人や周囲の人たちからは「お前はピッチャーには向いてないから無理だ」と言われていたんです。しかし、母はやってみなさいと言ってくれて、自らキャッチャーミットを手にはめて私の球を受けてくれるなど、投球練習に付き合ってくれました。そのおかげで、少年野球チームの監督が私をピッチャーとして何試合か起用していただけたんですよ。
 
今岡 礒部社長が自らキャッチャー役を買って出て、練習に付き合ってくれたわけですか! とても良いお母さんですね。
 
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礒部亮至氏
礒部(亮) 本当にそう思います。この会社でも、母はどの社員ともすごくフランクに接していて、社員からおもしろそうな提案やアイデアが出ると、「失敗しても良いから、とにかくやってみなさい」と積極的に行動を促しているんです。私は入社する前までは、会社には厳しい上下関係があるイメージでした。もちろん、立場の違いはあるものの、この会社では社長も社員も同じ目線に立って話し合うことができるんです。それがこの会社の大きな魅力だと思いますね。
 
今岡 それは素晴らしい。まさに「やってみなはれ精神」というわけだ。礒部社長が広い心で積極的に背中を押してくだされば、亮至さんはもちろん、社員のみなさんも大きなモチベーションになるでしょうね。