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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

上質の時間を気兼ねなく
和にこだわった鉄板焼き

 

『僕はうまれた』が依存症の方の力になれば

 
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畑山 「こうのたかよし」という筆名で出版された書籍『僕はうまれた』についてうかがいましょう。本の内容やタイトルに込められた思いを教えてください。
 
河野 働き詰めだった母や脳に障がいを抱える伯母、アルコール依存症の叔父と暮らした子ども時代を中心に、私の半生を見つめ直した内容になっています。タイトルに込めたのは、父の反対を押し切って母が私を産んでくれたことへの思いです。私のすべてはそこからスタートしたんだとの思いから、『僕はうまれた』というタイトルにしたんです。
 
畑山 非常に読みごたえがありそうで、興味のある方も多いのではと思います。どんな方に読んでほしいですか?
 
河野 依存症で苦しむすべての人に読んでいただきたいです。依存症の方は、自信を喪失していたり、社会に苛立ちを抱えていたりします。私も病気で無職だった時期は、社会から自分が消えていく感覚を味わいました。リハビリ中に嬉しかったのも、腕が動くようになることじゃなくて、「河野さん」と名前を呼んでもらえたときなんですよ。
 
畑山 それぐらい強い自己喪失感を埋めるために、何かに依存してしまうわけですね。
 
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河野 そうなんです。しかし、私が言いたいのは、「どんなときも、周囲の人や家族はあなたのことが好きですよ」ということです。だから卑屈にならず、前を向いてほしいと思っています。
 
畑山 私も現役時代、ファンの方から「畑山さんの試合を見て、生きようと思えました」と手紙をいただいたことがあるんです。ボクサーは自分のためだけに闘うものじゃないんだなと価値観が変わり、「もっと頑張らないといけない」との気持ちが強まりました。河野支配人が「仕事を頑張ろう」と思える原動力は何ですか?
 
河野 「どんなときでも自分から心を開く」、「老若男女どんな人にでも同じ態度で接する」、「良いことも悪いことも明日には必ずプラスマイナス0にする」の3つですね。これは29歳で初めて料理長になってから、何年もかけて掴んだ、私なりの仕事や人生を楽しく過ごすコツなんです。このコツを含めて、私が学んだことはすべて若い子たちに伝えて、私よりも早く成功してもらいたいですね。
 
畑山 若い頃からの苦労が、河野支配人の中で良い方向に昇華されていますよね。お客さんや後進の方たちにも、ぜひ良い影響を与えていってほしいです。応援しています!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
「好きこそものの上手なれ」ですね。料理人が楽しめていないとおいしい料理は提供できません。スタッフが仕事を楽しめるよう、みんなの良いところを見つけるのが今の私の仕事だと思っています。
(河野高徳)
 
 :: 事業所概要 :: 
  ■ 事業所名 和食鉄板 透河
■ 所在地 〒530-0002 大阪府大阪市北区曽根崎新地1-6-1
■ 事業内容 鉄板焼き店の運営
■ ホームページ https://teppan-grill-restaurant-1344.business.site
 
 
 
 

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