自由から学んだ責任感

インタビュアー 巻誠一郎(サッカー元日本代表)
加藤(大) 高校卒業後、Jリーガーになる夢を叶えました。実は、初めは両親からプロ行きを反対されていたんですよ。大学に進学して将来に備えてほしいと思っていたようです。でも、人生でまたとないチャンスであることを理解してくれて、最後は気持ち良く送り出してくれました。
加藤(廣) 親ですから当然心配はありましたよ。でも、振り返ってみれば、私もずっと好きなことをやって生きてきたんですよね。だったら、息子にもそうあってもらいたいと思い、息子の選択を尊重しようと決めたんです。
巻 私の両親も自由にさせてくれたので、習い事から進路に至るまで何でも自分で決めてきました。自由と聞くと気楽なイメージがあります。でも、自由には責任が伴うんですよ。決めたことの全責任が自分にあるわけですから。若くしてそういった責任を学ばせてくれる両親に恵まれたという部分で、大志さんとは通じるものがありますね。