
インタビュアー 小倉隆史(サッカー元日本代表)
小林 はい。なでしこサッカークラブは3~12歳の女の子を対象に神奈川・東京で30以上のチームを展開しています。next Stageは、今年、2021年に2校目オープンが決まりました。サッカークラブと学童保育を通して、子どもたちの成長をサポートしています。
小倉 確かにどちらの事業も児童教育という点で共通していますね。女の子だけのサッカークラブは珍しいんじゃないかな。
小林 そうなんですよ。なでしこサッカークラブを設立したのも、女の子が普通にサッカーを楽しめる環境を増やしたいと思ったからです。女の子がプレーできるクラブは他にもあります。でも、ほとんどが男女混合ですからね。
小倉 なでしこサッカークラブは女子限定だから、女の子たちも心置きなくサッカーができるわけだ。
小林 合宿や大会、U12・U10の選抜公式戦など、本格的に取り組むための機会も充実していますよ。中学校進学に合わせてクラブチームに入るためのセレクションの支援もしているんです。
小倉 教え子をクラブチームに橋渡しするときは、感慨深いものがあるでしょうね。

小倉 そもそも、女の子が中学生になってもサッカーを続けることが難しいという問題があると思います。
小林 そうですね。実は私も、小学校卒業後にサッカーを一時的に中断したんです。大学生になって再開できたものの、中学、高校時代はプレーできる場がないことにもやもやしました。そんな悔しい思いをしないですむように、サッカー女子を増やして社会にアピールしていきたい。そのためにも、なでしこサッカークラブの会員数5000人を目指しています。