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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

保護者に開放的な環境で
子どもたちを育む保育園

 

業界でも珍しい“現場に顔を出す”園長先生

 
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 園長先生が現場に出るというのは、珍しいんでしょうか?
 
早川 ええ。当園のスタッフにも「いろんな保育園で働いてきたけど、こんなに現場に顔を出す園長先生は見たことがない」と驚かれますね(笑)。
 
 保育園の責任者である園長先生といつでも会えるのは、子どもを預ける親としてはとても安心できるでしょうね。というのも、保育園って一度預けてしまうと、中でどんなことをしているのか、外からは見えにくいじゃないですか。ある意味、密室の状態だと思うんです。
 
早川 確かに、外から見えない密室だからこそ、ずさんな環境が生じてしまうこともあるんだと思います。また、中には公立の保育園ですら幼児保育への熱意が薄く、閉鎖的で保護者への風通しが悪い施設があるのも否定できません。そして、当園のような認可外の保育園は、そのようなネガティブなイメージを持たれやすいんです。
 
 認可外という言葉だけで、偏見を持たれるのは残念ですね。でも、保育の内容などは、認可保育園とそれほど大きく変わらないんですよね?
 
早川 ええ。認可外でも行政からの監査があり、認可保育園と同等の基準を求められますからね。このような事実と、認可外に与えられる世間のイメージとのズレを是正したい気持ちもあり、当園を立ち上げました。私が理想とする保育園を実現するために挑戦してみようと、一念発起したんです。
 
 早川園長が理想とする保育園とは、どのような施設なんでしょうか?
 
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保護者も参加して行われる、にぎやかな芋掘り行事の様子
早川 オープンな環境で、社会性を養う教育の場としての保育園ですね。それとやはり、先ほどお話ししたように音楽教育も大事にしています。実は、私は過去に声楽を学び、現在もプロ歌手としての活動もしているんですよ(笑)。だから、音楽の絶えない保育園にしたかったんです。
 
 プロ歌手でもある早川園長から音楽を学べるのは素敵ですね! 豊富な人生経験と、幼児保育への熱意が込められた、素晴らしい保育園だと感じます。ほかに早川園長が大切にしていることはありますか?
 
早川 例えば、子どもが危ないことをした際には、しっかりと叱るんです。昨今は“虐待”と“しつけ”の境界がわからず、子どもを叱れない保護者が増えています。でも、きちんと叱らなければ、子どもはそれが「危ないことなんだ」とわからず、危険察知や危機管理の能力も身につきません。そう説明すると、「叱ってもいいんですね」とホッとする保護者も多いんですよ。
 
 なるほど。叱れないというより、叱り方がわからない方が多いわけですか。そう考えると、この保育園は保護者にとっても成長の場なんですね。