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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
プロフィール 東京都出身。金属卸業を手がける会社に入社し、20年にわたって卸売業のノウハウを積み、金属材料の知識を培った。(有)足立金属を立ち上げてからも卸売業を続け、2010年からは自社の発展のために金属加工業も開始。以来、顧客の幅広いニーズに応える加工技術は厚く信頼されている。合気道有段者でもあり、「合氣道石田塾」という道場も開いている。
 
 
 
40年にわたり、金属業界で仕事に取り組んできた石田道史氏。金属卸売業のエキスパートとして独立、有限会社足立金属を立ち上げ、2010年からは金属加工業もスタートさせた。現場での作業の中から加工についてのノウハウを身につけ、金属加工業者としてのキャリアを築いてきたのだ。「ものを売る楽しさだけでなく、ものをつくる楽しさも発見した」。その言葉からは、熱い仕事観が伝わってくる。
 
 
 

要望に応じて金属を半加工し、部品を製造

 
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インタビュアー 水野裕子(タレント)
水野 金属加工業を営んでおられる、足立金属さん。まず、金属加工の作業内容を具体的に教えていただけますか?
 
石田 お客様のご要望に沿って金属を加工し、部品に仕上げていきます。流れとしては、ご持参いただいた図面を拝見し、アルミや銅、真鍮やステンレス、鉄といった材料を仕入れてから作業に入るんです。一口に金属部品と言っても、機械加工部品や建材など、様々な種類がありますよ。
 
水野 お客さんの使用目的に応じて、幅広い種類の金属部品を加工しておられるんですね。すると、図面も一様ではなさそうです。
 
石田 ええ、そうなんです。お客様のニーズによって図面の見方も全く違ってきます。でも、どんな図面にも対応できるのが私どもの強みです。弊社が取り扱っているのは、製造工程が途中段階の「半加工品」。用途に合わせて柔軟に加工できる、中間製品なんです。
 
水野 なるほど。全加工の完成品ではない分、取り扱いやすいというメリットがあるわけですね。