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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
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インタビュアー 城彰二(サッカー元日本代表)
 お久しぶりです(笑)。柴田さんとは横浜FCの頃から家族ぐるみでお付き合いをさせていただいていて、2008年のぼくの引退試合にも挨拶に来てくださいましたね!
 
柴田 そうでした。もう懐かしい感じですね!
 
 こうして改まって話すのも不思議な感じですが、今日はご専門の不動産事業について、日頃から大切にしているお考えなどをお聞かせください。
 
柴田 弊社は、経理を担当する妻を別にすると、基本的に私一人で運営しています。しかも広告宣伝や会社のホームページ作成などもしていません。お客様からのご紹介だけで少しずつ事業を広げてきました。
 
 宣伝しないのは、いったいどんな理由で?
 
柴田 現在は不動産の仲介やコンサルティング業務が中心で、一般の法人個人様ご所有の物件の取扱いはもちろん、上場企業の経営者や著名な方々をお世話させていただくことも多くなりました。こうしたお客様は不動産売買のような話を一般に知られることを好みません。ですから、大手の不動産会社よりも、むしろ私みたいに個人で動ける専門家のほうが依頼しやすいようです。ならば当然、宣伝もしないほうが望ましいですし、その姿勢が信頼にもつながっているのではないかと思います。
 
 なるほど。アピールが控えめといえば、事務所の佇まいも控えめですよね。意外で驚きました。
 
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柴田 普通なら事業が大きくなれば社員を増やし、事務所も拡大するものかもしれません。でもそうしないのは、先ほどの話にも通じますが、この仕事が私個人の信用で成り立っているから。お客様は柴田を信じて、大事な案件を任せてくださっているのに、「今日は部下が打ち合わせにうかがいます」では個人的に申し訳なく思ってしまうのです。
 
 だから、全てご自分で対応しよう、と考えられたのですか。
 
柴田 はい。お客様の目的を最大限に達成するために私一人で力不足の場合は、もちろん信頼できるパートナーたちと連携をとって動きますが、お客様の窓口としては常に私が対応します。私は目先の事業の拡大よりも、お客様と末永く良いお付き合いをさせていただきたい。だからこそ、「柴田に任せる」とご指名をいただいた以上、常に私本人が出向いて、最初から最後まで関わらせていただくのが最低限の役割だと思っています。
 今後も、ずっとこのままのスタンスで、私一人・・・いや、妻と二人三脚で、コツコツと良い仕事を続けていきます!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
楽しむというよりコツになりますが、自分で仕事の領域を決めないことです。相手が喜ぶのは、こちらがその人の予想以上の対応をした時。たとえば、事務所が東京だから東京の案件しか引き受けないなどとせずに、幅広く対応していくことが大切だと思っています。
(柴田哲)
 

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