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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

人の最期に寄り添う仕事
納棺師がつくる別れの時

 
 
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濱中 わかります。私も父を亡くした時は、急な出来事で何をすればいいかわからず、悲しむ余裕もありませんでした。そんな中、最期に顔に触れた時に、やっと実感が湧いたのを覚えています。
 
野口 そういうお話は本当に多いです。私たちが間に入ることで、ご遺族の方が故人と向き合う時間を少しでもつくれたらと思っています。触れられるかどうかで、その後の気持ちの整理も、大きく変わってくるものです。
 
濱中 これまで野口代表が立ち会われた中で、印象に残っている現場はありますか?
 
野口 電車事故で亡くなられた方の現場が強く印象に残っていますね。ご遺体の状態から、ご遺族の方がなかなかお顔に触れることができない状況にありました。そこでできる限りお体やお顔を整えさせていただいたところ、最後にそっと手を触れていただくことができたんです。その瞬間、ご遺族の表情が少し和らいだことが忘れられません。
 
濱中 その一瞬の気持ちの変化が、きっと、ご遺族にとって大きな意味を持つのだと思います。
 
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野口 最後にどのように送り出せたかという記憶は、その後の人生にずっと残っていくものだと思うんです。少しでも後悔のない形でお見送りしていただけるよう、お手伝いしたいと考えています。そのためにも、この仕事をもっと多くの方に知っていただきたいですし、事業も成長させていきたいですね。和歌山ではまだ納棺師が少ないので、必要とされている方にしっかり届けていきたいと思っています。
 
濱中 野口代表が、納棺師という仕事に誇りと情熱を持って取り組んでおられることが伝わってきます。この仕事を始めて、人生観にも変化があったのでは?
 
野口 すごく変わりましたね。人は亡くなった時にこそそれまでの生き方が見えてくると感じることも多くて、“どう生きるか”を考えるようになりました。家族との関係も見直すきっかけになりました。
 
濱中 人生に向き合うきっかけにもなるお仕事なのですね。お話をうかがって、納棺師という仕事の価値と重要性をあらためて感じました。野口代表の活躍を通じ、これから若い世代にも納棺師の認知がさらに広がっていくことを期待しています!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
人の人生の最期に立ち会わせていただけるのは、貴重な体験だと思っています。日々、生きていくうえで何が大事なのかを考えさせられますね。正解がないからこそ、やりがいも大きいのかもしれません。
(野口真瑚)
 

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