こども食堂から始まった挑戦
インタビュアー タージン(タレント)
乾(真) 私たちの出発点は、2018年にスタートした「特定非営利活動法人 せいじゅん たすけあい こども食堂」です。現在では、奈良県最大規模なんですよ。食事の提供を通して子どもたちと向き合う中で、それぞれが抱えている家庭環境や学習状況、将来への不安など、さまざまな現実に直面しました。
タージン 食の支援を行うことで、その先の課題も見えてきたわけですね。
乾(直) おっしゃる通りです。私は、大学では教育や社会課題をテーマに研究を重ね、子どもの成長を理論的に追い続けてきました。しかし現場に立ったとき、数字や論文では見えない一人ひとりの現実に向き合う必要性を目の当たりにしたのです。“お腹を満たす”だけではなく、そこから先の学びの機会も届けなければ、子どもたちの可能性は広がらない。そのことを、身に沁みて感じました。
