インタビュアー 濱中治(野球解説者)
原田 私の前職は警察官で、多くの期間を刑事として勤務し、最後は捜査一課で勤務していました。在職中、孤独死された方のご遺体を見る機会が多く、悲しい最期を迎える方を減らしたくて「人の様子がわかる宅配のような仕事がしたい」と思っていたところ、幼馴染である畑さんと同窓会で再会したんです。畑さんは2017年夏からお弁当事業を始めていて、自分のやりたいことと重なっていたので、約3年半前から一緒に働き始め、現在、店頭販売と病院への配達で、お弁当を提供しています。
畑 私には骨肉腫などの病気を患っていた息子がいて、長い長い入院の付き添いで疲れていた時期がありました。その時ママ友が、ネギ入りの卵チャーハンを差し入れしてくれて、「孤独ではない」と勇気付けられました。そんな経験から、私も病院で付き添っているお母さんやご家族を勇気付けたいし応援したいと考え、手づくりお弁当屋を始めたんです。
濱中 私も現役時代、ケガで長くチームを離れた時期がありました。その時、ファンの皆さんから届いた寄せ書きを読んで勇気をもらったんです。人の温かさや応援は背中を押してくれますよね。畑さんのお弁当も、そんなエールを届けていると感じます。
畑 実は開業の半年前に夫はがんで亡くなり、2022年に息子も先立ちました。何度も家族の長期入院に付き添う中で“食事”が本当に大切だったと感じました。病院では入院患者用の食事は提供されるものの、付き添いの人の分は用意されていないんです。疲れているご家族にもしっかり安心して食べてほしいので、病院にお届けするお弁当は手づくりにこだわり、値段も店頭販売の半額くらいにしています。
濱中 ご主人と息子さんを亡くされ、大変でしたね・・・。ただ、そのご経験があるからこそ、付き添う方の気持ちに深く寄り添えるのでしょうね。
畑 中には家計を考え、「お昼はパン一つで済ませよう」と食事を我慢しがちな方もいらっしゃいます。できれば手の込んだお弁当を召し上がって、お体をいたわっていただきたいという願いを込めてスタッフ一同でおつくりしています。
濱中 そんなお二人のエピソードが登場する、映画が公開されるとお聞きしています。
濱中 ご主人と息子さんを亡くされ、大変でしたね・・・。ただ、そのご経験があるからこそ、付き添う方の気持ちに深く寄り添えるのでしょうね。
畑 中には家計を考え、「お昼はパン一つで済ませよう」と食事を我慢しがちな方もいらっしゃいます。できれば手の込んだお弁当を召し上がって、お体をいたわっていただきたいという願いを込めてスタッフ一同でおつくりしています。
濱中 そんなお二人のエピソードが登場する、映画が公開されるとお聞きしています。
