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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

諦めない獣医師の使命! 動物の命を救う最後の砦
宝塚まりも動物病院 院長 小松広宗

 
プロフィール 大阪府出身。飼っていたセキセイインコが亡くなったことをきっかけに、動物の命を救える力を身に付けようと決意。その後、北海道大学獣医学部に進学した。卒業後、2007年に大阪府内の動物病院に勤務。2019年に宝塚まりも動物病院を開院した。外科・内科・歯科・腫瘍科など、幅広い診療に対応。国際猫学会の「キャット・フレンドリー・クリニック」にもゴールドレベル認定されるなど、高い専門知識と設備を兼ね備えている。
 
 
 
犬、猫それぞれ専用の待合室・診察室・入院室を完備し、ペットにストレスのない診療を実現したクリニック。それが兵庫県宝塚市の宝塚まりも動物病院だ。4匹の猫と暮らし、国際猫学会の「キャット・フレンドリー・クリニック」にも認定された病院で、小松広宗院長が訴えるのは定期的な健康診断やセカンドオピニオンの重要性。そして一つでも多くの命を救うため、いずれは年中無休・24時間の診療を目指すと熱い気持ちを表明してくれた。
 
 
 

健康診断で病気の早期発見・治療ができる

 
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インタビュアー タージン(タレント)
タージン 兵庫県宝塚市の宝塚まりも動物病院さん。こちらは、ワンちゃんとネコちゃんで待合室・診察室・入院室が分かれているそうですね。まずは、小松院長が獣医師を目指したきっかけからお聞かせください。
 
小松 私はもともと実家で犬や猫を飼っていたわけではないんです。ただ、中学生の頃からセキセイインコを飼っていまして、その大事なインコが大学受験の浪人中に死んでしまいました。一度、失った命を取り戻すことはできない。ならば自分が命を救える力を身に付けようと決意し、北海道大学獣医学部に進学しました。
 
タージン それまでは進路で獣医師を考えたことがなかったんですね。
 
小松 ええ、そもそも獣医師という職業があることすら知りませんでした(笑)。もし、ストレートに現役で大学に合格していれば、浪人中にインコが死んでいなければ、獣医師になっていなかった――そう考えると不思議な気がします。そして、卒業後の2007年から大阪府内の動物病院に勤務しました。独立を見据え、さまざまな物件を見て回り、2019年に当院を開業したんです。この場所を選んだのは、動物たちを大事な家族の一員として暮らしている方たちが多いと思ったからなんです。