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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

配管を一瞬で固定できる
設備資材を開発・販売

 

2年の開発期間に込めた品質へのこだわり

 
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水野 輸入販売メインだった会社が新たにメーカーとしても始動するのは大変だったのではないでしょうか?
 
山田 そうですね。製品設計から試作、製造工場探し、性能評価、販売まで、本当に苦労の連続でした。
 
水野 なるほど。ゼロからのスタートでしたから、製造工場まで探さなければならなかったわけですか。
 
山田 ええ。何より「従来製品よりも品質の良いものをつくらなければいけない」という強い使命感があり、プレッシャーでもありました。従来製品をご使用のお客様が10人いれば、9人から「diiが圧倒的に良い」と評価されることが最低条件だと考えていましたからね。
 
水野 非常に高い目標設定をされていたんですね。
 
山田 せっかく開発するなら、最高の製品にしたいと思っていたんです。実際に従来製品をお使いのお客様に試していただきながら、何度も試作を重ねました。そして2年という歳月をかけてやっと完成したんです。
 
glay-s1top.jpg こだわり抜いて開発されたクリックバンドdii
こだわり抜いて開発されたクリックバンドdii
水野 こだわり抜いて開発されたのが伝わってきます。diiの強みをあらためて教えてください。
 
山田 例えば、従来製品は15サイズでの展開でした。でも、diiは8サイズ展開とし、お客様が在庫を抱える負担を半減させたんです。また、紫外線に強い樹脂製品にすることで耐候性を高めたことも強みですね。太陽光や雨、温度、湿度などの自然環境に耐えられるので屋外でも使用できますし、水道や空調、ガス、樹脂管などどんなものでもホールドできます。
 
水野 パンフレットを拝見すると、アクセサリーも豊富ですね。
 
山田 はい。ボルト止めに対応する「フラットナット」や、自在なメガネバンドを作成可能な「両端ネジ」、保温材をホールドするための「ワンタッチスリーブ」など、アクセサリーを使用すると、diiの用途をさらに広げられます。
 
水野 山田社長のこだわりが詰め込まれた自信作のdii。お客様の反応はいかがでしょう。
 
山田 皆様、本当に喜んでくださっています。diiは建設業の現場仕事の効率アップに直結する製品ですので、さらに多くのお客様にご使用いただき、建設業に貢献したいと考えています。