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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

自己資金ゼロでも組めるローン 顧客に寄り添う不動産業
Sunnyハウス 代表 吉島秀信

 
プロフィール 兵庫県出身。高校駅伝の名門・兵庫県立西脇工業高等学校で、駅伝部の仲間と切磋琢磨しながら過ごす。高校卒業後、父親が副社長を務める不動産会社で経験を積み、店長に就任。スキルを活かすため、母校とライバル校の駅伝部員、実姉と共にSunnyハウスをオープンした。若さと軽快なフットワークを活かし、自己資金の少ない顧客層をターゲットに、20社以上の銀行と連携した柔軟な住宅ローン提案を行っている。
 
 
 
兵庫県加古川市にある不動産会社、Sunny(サニー)ハウス。吉島秀信代表は、高校駅伝の名門・兵庫県立西脇工業高等学校駅伝部の出身だ。当時の部員と、さらにライバル校の仲間を集め、その絆を活かし不動産会社を起業。“欲しいを現実に”をモットーに、大手が遠回しにしてきた自己資金ゼロの顧客層に焦点を当て、事業を展開している。「10年で年商100億」という大目標を掲げる若き経営者の挑戦に迫った。
 
 
 

駅伝部の絆が生んだ、起業という選択

 
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インタビュアー 濱中治(野球解説者)
濱中 兵庫県加古川市で不動産事業を手がけているSunnyハウスさん。代表の吉島秀信さんと店長の森内龍成さんにお話をうかがいます。お二人は高校駅伝の名門・西脇工業高校のご出身だそうですね。実は私、観戦していると感動して涙が出てくるぐらい駅伝が大好きなんです。その駅伝部のメンバーで立ち上げた会社と知り、絆の深さも含めて楽しみにしてきました! まずは吉島代表の歩みを教えてほしいです。
 
吉島 私は、駅伝部で怪我をするなど挫折をたくさん味わいまして。スポーツでも勉強でも結果を残せなかった悔しさを抱えたまま過ごしていました。そんな時に、父が副社長を務めている不動産会社に誘われ「自分の可能性を試したい」と18歳で就職したんです。入社後は業務に邁進し、店舗の店長も務めさせていただき、多くのスキルを培うことができました。父や社長からは、「不動産業界は素直さが大事」と教わり、仕事のやりがいや楽しさも教えてもらい、本当に感謝しています。そして以前から独立願望もあったことから、学んだスキルを活かすため今年2025年4月に当店をオープンしました。現在は森内含めた、西脇工業の元駅伝部2人と、ライバル校からも1人、さらに事務員として入ってきてくれた姉も合わせた4人体制で会社を盛り上げているんです。