B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

農業の魅力を次世代へ
未来を開拓する生産者

 

農業界の未来を担う次世代を育てたい!

 
glay-s1top.jpg
タージン ホームページに掲載されている、「滋賀県こだわり農作物」というキャッチコピーはどういったものなのでしょうか?
 
永田 それは、他府県よりも厳しい滋賀県の基準により、さらに農薬・化学肥料の使用を通常の5割以下にしないと取得できない、認証マークなんですよ。また、国が推進している、JGAP(ジェイギャップ)という、食品安全・労働安全・環境保全・人権福祉など、持続可能な農場経営に取り組む農場などに与えられる認証も取得しています。安全性にも味にもこだわった農産物をお客様にお届けできるよう、また、地域特産アドベリーの販売を通して地域活性化につなげられるように、スタッフ一丸となって日々努めています。
 
タージン より一層安心・安全な農作物を栽培している証拠というわけだ。しかし、農作物を栽培しなければいけない中、農業界では人手不足が深刻だと聞きます。永田社長も人手不足を肌で感じていらっしゃいますか?
 
永田 やはり「農業を仕事にしたい」という若い世代は少ないと感じています。特にコロナ以降、肥料も機械も価格が高騰していて、農業に対するハードルがさらに上がっているのは事実です。滋賀県でも、お米農家の8割以上が60歳以上なんですよ。
 
タージン 高齢化、そして後継者不足で廃業するしかないという農家さんの話もよく耳にしますよね。
 
glay-s1top.jpg
永田 確かに農業は、土にまみれて汗水流して働かなくてはならない、という泥臭いイメージがありますよね。その印象が若者を遠ざけている一因にもなっていると思うんです。だからこそ私たちは、農機具や農業施設を毎日掃除することで来客された方にも清潔なイメージを保ったり、農業らしくない会社のロゴマークをつくってアピールしたりと、どんどん新しいことに取り組んで、少しでも農業に良いイメージを持ってもらいたいと考えています。
 
タージン 農業は日本の食卓を支える大切な仕事です。農業界の未来を担う若い人材を育て、さらに農業界を盛り上げることが、御社の大切なお仕事でもあるんですね。
 
永田 そうですね。今後は若い人材を雇用して育て、暖簾分けや独立希望があればもちろん支援も行いたいと考えています。安曇川町だけでなく、高島市全体を農業で活性化させていきたいですね!
 
タージン 力強いお言葉です! まさに“新しい農業の形”を改革中というわけですね。お話をうかがって、農業は実にクリエイティブなお仕事だと実感しました。お父様や弟さん、そして永田社長のお力を合わせて、これからも日本の農業界の未来のために頑張ってください。そして、日本の若者に農業のおもしろさ、そしてやりがいを伝えていってくださいね。本日は、情熱溢れるお話をありがとうございました!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
大好きな車に乗って、働けるこの仕事が楽しいですね。自身が選んだ仕事の中に、一つでも好きなことのある時間を見つけることができると、やりがいにつながると思います。
(永田拓也)
 
 :: 会社概要 :: 
  ■ 社名 有限会社ライスステーションタカシマ
■ 本社 〒520-1232 滋賀県高島市安曇川町北船木1649
■ 事業内容 農産物の生産・加工・販売/農産物の作業受託/アドベリー加工品製造・販売
■ 設立 2003年4月
■ 従業員数 10名
■ ホームページ https://www.ricestation-co.com/
■ Instagram https://www.instagram.com/environment_farmers_takashima/