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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

訪問型の介護美容で
心身の美と健康をケア

 

医療・福祉の経験を経て、介護美容の世界へ

 
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クリス 村尾代表がこのお仕事を始めるまでの歩みを教えてください。
 
村尾 私は長年、病院やデイサービス、グループホームなど医療や福祉の仕事に携わってきたんです。転機はデイサービスに勤めている時でした。ある日、レクリエーションの時間にご利用者さんたちにネイルを行ったんです。すると、みんなの顔がこれまでに見たことないくらい明るくなったんですよ。ネイルを見せ合いっこして、お話も弾んで、まるで女子会のようでした(笑)。
 
クリス わかるなぁ。きれいになって嬉しい気持ちは、年齢関係ないですもんね。
 
村尾 そうですよね。でも、年齢を重ねるとどうしても気力が落ちて、できることも少なくなります。そのため「私なんて・・・」と自信を失う方も多いんです。そういう方をきれいにしてさしあげることで、心の潤いを取り戻してもらえる。そう実感し、介護美容に本気で取り組む決意をしました。そして、専門学校に通ってスキルを磨き、独立したんです。
 
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クリス 強い使命感を持って独立されたんですね。村尾代表の医療や福祉の現場で学んだ経験は、大きな強みになっていると思います。
 
村尾 ええ、肌の疾患をはじめ、さまざまな体の悩みを抱える方がいますし、寝たきりや車椅子利用の方も少なくありません。そういった方々に負担をかけずに美容を提供できるのは、医療や福祉の経験があるからです。施術にあたっては、コミュニケーションを大切にし、常に手厚いサービスをするよう心がけています。また、施術前に施設のスタッフの方々と密に連携し、どのような疾患をお持ちで、私の施術プランに問題がないかきっちり確認も取りますよ。そうしたうえで、施設のスタッフさんたちのサポートもできるよう気配りすることも意識しています。
 
クリス 介護をする側の気持ちに配慮できるのは、村尾代表の経験があってこそですね。
 
村尾 福祉業界では、年々人手不足が問題となっている中、多忙を極める現場の方々が利用者様全員を均等に見ることはどうしても難しい。だからこそ、介護美容を通じて、忙しい介護現場の助けになりたいんです。
 
クリス お仕事を通じて、業界全体に貢献したいという気持ちが伝わってくるお言葉です。利用者さんも安心して施術を受けられるでしょうね。