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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

障害を理由に特別視せず
真摯に子どもと向き合う

 

力を合わせてグループホームも開業したい!

 
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上野 スタッフがその瞬間の思いを100%子どもたちに伝え、障害を理由に特別視せずに正面から向き合う。弊社ではこの方針を何よりも大事にしており、親御さんにも「私たちはお子さんを叱るときは叱ります。なぜなら障害があるからといって何をしても許されるということはないので」とはっきりとお伝えしています。おかげさまで弊社の方針を理解してくださる保護者の皆さんは、安心してお子さんを預けてくださるんです。
 
名高 ただ子どもを預かって遊ばせるだけではなく、本気で子どもたちと向き合っていることがよくわかります。だからこそ、根気のいる毎日ですよね。スタッフさんの苦労がしのばれます。
 
上野 子どもの支援に正解はないので、時間はかかりますね。でも、それは仕方のないことで、私もスタッフも遊ぶときは本気で楽しく遊び、叱るときは厳しく叱るなど、メリハリのある接し方で、子どもの成長を促して社会に通用する大人に育てています。障害のある子どもは本当に純粋で素直で、私たちが繰り返し「ダメなものはダメ」と伝えると、ちゃんと理解してくれるんですよ。また、子どもたちと日々楽しく接するスタッフも、おかげさまで明るく働くことができています。
 
名高 お子さんを見守る上野代表が、仕事の喜びを感じるのはどんな時でしょう。
 
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上野 あるお子さんは言葉がうまく出なくて、自分の母親を「ママ」と呼ぶこともできませんでした。私たちはその子に辛抱強く「あいうえお」から指導を続け、あるとき私のことを「ゆかちゃん」と呼んでくれたんですよ。本当のママさんからは「ずるい(笑)」と言われましたが(笑)、本当に嬉しかったですね。6年生になった今は会話ができるまでになりました。鬼ごっこで鬼になるのを嫌がっていた子どもたちも今ではみんなをまとめるお兄さん、お姉さんになり、成長を実感し、嬉しい限りです。
 
名高 見事な果実がなっていますね。今後について、どのような展開を描いておられるのかも気になります。
 
上野 実は、会社員だった夫が勤めを辞め、今年から弊社に加わってくれました。会社勤めとは異なる環境で、日々、子どもたちの笑顔に元気をもらえると喜んでいます。また、大学を卒業して社会福祉士となった息子も本人の希望で弊社の一員になってくれたので、今後の目標はスタッフみんなで力を合わせてグループホームを開業するなど、さらに事業を拡大することです!
 
名高 私の子育て経験を踏まえても、子どもは無理に押さえつけるより自然に接することで伸びると感じています。大人が子どもたちから教わることもたくさんあるんですよ。ぜひ、本音で子どもと向き合う支援でこのまま突っ走ってください!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
裏表なく、駆け引きをせずにありのままの自分で、子どもたちに全力で向き合うこと。だからこそ、この仕事の楽しさをしっかりと感じられているんだと思います。
(上野由佳)
 
 :: 会社概要 :: 
  ■ 社名 合同会社Feliz
■ 本社 〒252-0135 神奈川県相模原市緑区大島3044-5
■ 事業内容 放課後等デイサービス・就労継続支援B型事業所・日中短期入所事業の運営
■ 設立 2019年8月
■ 従業員数 13名
■ ホームページ https://felizamigos2019.wixsite.com/feliz
https://felizamigos2019.wixsite.com/houdei (放課後等デイサービス Amigos)
https://felizamigos2019.wixsite.com/b-familia (就労継続支援B型 Familia)
※営業目的のお電話は固くお断りいたします。