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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

迅速さと正確さが強み
配管工事の精鋭チーム

 

働きやすいメリハリのある職場づくりに尽力

 
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クリス そんな複数の現場を一人でこなすのは苦労したのではないでしょうか。
 
谷田部 はい。ですから今はスタッフと共に力を合わせて仕事に取り組んでいます。弊社は職人の業界では珍しい月給制を取り入れているんです。日給制ではないので、スタッフも安心して生活することができます。スタッフには買いたいものを買ってほしいですし、そのほうがスタッフも仕事を頑張れると思うんです。弊社には付き合いの長いスタッフも多いんですよ。
 
クリス それは素晴らしいですね。スタッフさんも居心地が良いでしょう。
 
谷田部 そうであれば嬉しいです。私たちはチームワークの向上を目指して、常に新しい取り組みをしています。ですから非常にフットワークが軽いですし、気になることは何でもすぐに行動します。例えば、私は以前、アルファードがプールサイドを走るコマーシャルを見て一目惚れしましてね(笑)。迷いましたが購入を決め、それが仕事を頑張るきっかけになったんです。
 
クリス 買い物の仕方も破天荒ですね(笑)。でも、そうやってスタッフさんを盛り上げたり、仕事に精を出したりするのがお上手なんだろうなぁ。
 
谷田部 そうかもしれませんね。私は、仕事はなるべく早く終わらそうと思っていて、定時までいる必要はないと思っているんです。例えば、2週間かかる現場があれば、1週間で仕上げて工期を短くして1週間休む――これが理想なんです。私が以前勤めていた会社は日給制だったので休んだ分だけ給与が低くなります。でも、私はスタッフに月給でお給料払っています。正直会社としては損することも多いものの、仕事があるときにスタッフが一生懸命やってくれれば、無理して働いてほしくないんですよ。
 
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クリス 谷田部社長の器の大きさには驚かされますよ。
 
谷田部 仕事があるときは「素早くこなして間違いなく納品しろ」と口酸っぱく伝えています。そうして、自分もスタッフにも「早く帰ること」を徹底してきたんです。
 
クリス 今となっては時代に合った働き方ですよね。遊ぶためにも仕事はきっちり確実に取り組む――その結果、工期も早まりクライアントさんも嬉しいでしょうし、良い仕事をされていると感じるはずですよ。
 
谷田部 ありがとうございます。職人は退職金があるわけでもないし、一般の会社員ほど制度に守られていません。技術があるだけでは、理想とする生活を送ることは厳しいんです。だからこそ、稼げるときに稼ぎ、遊べるときに遊ぶ。仕事が終われば好きなことやっていても構わないと思うんです。こうして頑張った分だけ何かが手に入ることをモチベーションにしているスタッフもいますよ。