B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

ピアノの楽しさを伝え
子どもの生きる力を養う

 

人生の糧となるよう努力の過程を大事にする

 
glay-s1top.jpg
クリス ピアノ教室というと、少し堅いイメージがありました。でも、PIANOVA MUSICさんは親しみやすいアットホームな雰囲気ですね。
 
小長谷 ありがとうございます。私は決して子どもたちを叱らないよう、根気強く優しく接することで、長所を伸ばしていきたいと考えているんです。
 
クリス その日の気分によってやる気が左右される子や気難しい子もいるでしょうし、なかなか大変ではないですか?
 
小長谷 そうですね。でも、私はそのためにコーチングや心理学に関連する分野の勉強などもしました。子どもの多くは、その子が心からやってみたいと思うことは上達します。ですから、私自身が子どもたちに何かを一方的に教えるというより、その子に適したものを探していくという感覚ですね。
 
クリス ピアノや音楽を指導するというベースを持ちつつ、子どもたちの人間性にかかわる部分も大事になさっているんですね。
 
小長谷 おっしゃる通りです。演奏技術の向上はもちろん、私はそれ以上に、子どもたちがより良い人生を歩むための“生きる力”を養っていきたいと考えているんです。音楽を通じて、子どもたちの成長を一緒に見守り、何でも気兼ねなく相談できる、親戚や隣近所のおばちゃんみたいな存在になれたらと思っています(笑)。
 
glay-s1top.jpg
クリス 素敵ですね。そんな風に小長谷代表がこれまで子どもたちや生徒さんを指導してきて、嬉しいのはどんなときでしょうか?
 
小長谷 ピアノを続けてきたことで人生のさまざまな場面で役に立ったと聞くと、嬉しいですね。以前、幼少期から教えていた生徒さんが東京大学に現役合格しました。その子は「発表会などの経験があったから、受験も落ち着いて挑めた」「勉強漬けの中で、ピアノを弾いて気分転換ができた」と言っていました。ピアノも勉強やスポーツと同様に、発表会やコンクールといった目標に向かって努力します。そこで結果を出すことも大事ではあるものの、その過程で培われた根気強さや努力が、人生にとって大きな意味を持つのではないかと思うんですよ。
 
 
 
 

アーカイブ一覧

分野で選ぶ

バックナンバー

最新記事

話題の記事