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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

ブルーベリー栽培を広め
岸和田の農業振興に貢献

 

2024年にブルーベリーの観光農園も開業

 
glay-s1top.jpg 甘くておいしいブルーベリーを栽培!
甘くておいしいブルーベリーを栽培!
濱中 やはり、強豪高校で頑張った渡邊代表の根性は違いますね。それでは、渡邊農園さんで栽培している作物の種類を教えてください。
 
渡邊 当園では、ブルーベリーの栽培とホームセンター向けの苗木販売に力を入れています。みかん狩りで有名なこの岸和田も、農家の高齢化が進行しており、知り合いの農家さんから「農地を引き継いでくれ」と頼まれブルーベリーの栽培に転換しました。地域により適した苗木が異なるので、当園では50種類近くの品種を栽培し全国に出荷しているんですよ。
 
濱中 岸和田とブルーベリーのイメージが結びつかないので、ちょっと驚きました。
 
渡邊 確かに、大阪でブルーベリーを栽培している農家は5軒もないでしょうからね。それに、ブルーベリーは「ケーキの上に乗っている酸っぱい果物」という印象が強いかもしれません。そこで、濱中さん、私が育てたこのブルーベリーを、ぜひ召し上がってみてください。
 
濱中 喜んでいただきます。──これは驚きました。信じられないほど甘いですね!
 
渡邊 濱中さんに褒めていただけて嬉しいです。もともと冷凍ブルーベリーを使っていたあるケーキショップの方に当園のブルーベリーを試してもらったところ、今ではすべてのケーキでブルーベリーがメインになるほど気に入っていただくことができました。
 
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濱中 実を言うと、私の子どもはケーキの上に乗ったブルーベリーを残してしまうんです(笑)。アントシアニンが豊富で体によく、酸っぱいという印象を大きく変える渡邊農園さんのブルーベリーは、子どもたちにもたくさん食べてもらいたいですね。
 
渡邊 ええ。そこで私は、新たにブルーベリーの観光農園も立ち上げます。今は近くの土地を造成している最中で、2024年6月にはプレオープンし、2025年から本格的に開業する予定です。子どもの頃に体験したブルーベリー狩りの楽しさを大人になっても忘れず、いつまでもブルーベリーが大好きな子どもを増やしていきたいと思っています。
 
濱中 ブルーベリーで岸和田を盛り上げ、農業に興味を持つ人が増えるのは私も楽しみですよ。