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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

「いつまでも在宅で」
人と人をつなぐ在宅介護

 

スタッフの成長を後押しする環境を構築

 
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能見 こちらには85名のスタッフさんがいらっしゃるそうですね。介護や看護は決して楽なお仕事ではないと思います。優輝さんはどのようにスタッフさんを育成していらっしゃるのか気になります。
 
海本(優) 入社してくれたのもご縁ですから、スタッフには少しでも楽しく、長く続けてほしいという思いがあります。自分の目標を見失っていると、仕事にやりがいを感じられず無気力でもやもやした状態になってしまうと思うんです。ですから、スタッフには必ず自分のビジョンと目標を明確に持とうと伝えています。特に、福祉の仕事はどこまでいっても人対人の関わりです。私は自分だけのための仕事をしていては成長できないと思っているので、スタッフには自分の目標や頑張りが利用者様にどのように還元されていくのかを考えていってほしいと思います。
 
能見 そうした優輝さんのお考えを、スタッフさんにもしっかり共有されているのは心強いですね。
 
海本(優) とはいえ、若いスタッフには、まずは自分のために働いてほしいと思っています。それがいつか利用者様のため、チームのために生かされていると気付くときが必ず来ると思っていますから。個人とチームの目標を設定し、介護・看護のプロとして成長できる環境があることが弊社の強みだと自負しています。 
 
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能見 その考え方には共感します。野球でも個人の成績が良ければ、チームの成績も良くなると考えている人が多いのですが、私は必ずしもそうとは思っていなくて。チームとしてどういう方向性で走っているのか、チームのために自分は何をすべきかを考えることが一番大事だと思うんです。
 
海本(優) 能見さんのおっしゃる通りですね。ただ、若い頃は自分のことしか見えていない場合も多いので、なかなかチームプレイができません。でも、私はそれも良さとして捉えているんです。むしろ、個を大事にできる人こそが、将来的にチームのことが考えられる人材になると思いますので、そこが積極的に若い人材を採用する理由になっています。若い人特有の向こう見ずな行動を否定せず、会社という組織に活かしていけるよう成長を手助けしたいと思っているんです。