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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

「いつまでも在宅で」
人と人をつなぐ在宅介護

 

在宅にこだわった介護・看護サービスを展開

 
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能見 私も社会人野球をしていたとき、周りの人の支えがあってこそプレーできているのだということを痛感しました。仕事を抜けて野球の練習に行くと、誰かが私の仕事をカバーしてくれているんです。ですから、周囲の方々への感謝の気持ちを常に持っていました。個人競技の空手の選手でありながら、若くして周囲への感謝を再確認できた優輝さんは素晴らしいと思いますよ。
 
海本(優) ありがとうございます。若いときは「勝っても負けても自分のせい」と思っていました。でも、壁にぶつかったときは、そのたびに仲間という存在に助けてもらっていたんです。練習は仲間と取り組みますし、空手も一人ではなくチームでやるものなんだと気付いてから、生き方が大きく変わりました。
 
能見 美恵子専務も、優輝さんが同じ道に進んでくれて嬉しかったでしょうね。優輝さんが加わり、親子3代で福祉事業を展開する有限会社クローバーさん。現在は、訪問介護、訪問看護、デイサービスなどさまざまな事業を展開していらっしゃるそうですね。
 
海本(美) ええ。弊社では訪問介護、訪問看護を軸に、ケアプランセンターやデイサービスなども行っています。特長は、看護師の他に理学療法士、作業療法士など専門の有資格者が一体となって対応させていただいていること。日常生活のサポートから医療処置といった訪問介護、訪問看護以外にも、豊富な知識と確かな技術を持った理学療法士や作業療法士もいるので、通院ができない方のためにご自宅にうかがう訪問リハビリも行っています。
 
能見 万全の体制でサポートしていらっしゃるんですね。福祉事業をされるにあたって、訪問という形にこだわるのには何か理由があるんですか?
 
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海本美恵子専務
海本(美) ご利用者様は住み慣れた家で、家族がいる場所で過ごしたいという方が多いんです。ですから、弊社では「最期は我が家で」というコンセプトを掲げ、ご利用者様がもっともリラックスできるご自宅という空間で、ご利用者様ファーストの質の高いケアを実現しています。
 
能見 素晴らしいお考えですね。病気や障害、高齢者の一人暮らしなど、あらゆる事情で日々の生活に不便や不自由を感じられている方は多いと思います。そんな中で、こちらでは日常生活のサポートから介護まで提供していらっしゃるんですね。地域の人にとって、これほど心強いものはないでしょう。
 
海本(美) そう言っていただけると嬉しいです。在宅にこだわっているので、この先も施設をつくる予定はないんですよ。訪問でご自宅にうかがうか、デイサービスでもその日にご自宅に帰してさしあげることを大事にしています。