八重樫　中込社長の仕事に取り組む姿勢をお聞きして、当たり前の作業を当たり前に、しっかりやることの大切さをあらためて感じましたよ。空調設備の仕事を15年続けてきて、やりがいを感じる瞬間はどういう時ですか？
 
中込　お客様から「ありがとう」とじかに感謝の言葉をいただけた時ですね。どの現場でも少なからず言っていただけているので、それがやりがいになっています。
 
八重樫　感謝の言葉をもらえるのは、御社の仕事に満足している証拠だと思いますよ。スタッフの皆さんのモチベーションもあがるでしょうね。会社の成長のためには、スタッフの力も重要になると思います。その点に関しては、どのような対応をしているのでしょう。
 
中込　弊社には10代の頃からこの仕事をしてきた社員が1人、あとはフルタイムや夜間に限って働いてくれるアルバイト雇用をしていて、年齢は20代初めから30代くらいです。この先も、急いで何十人に増やすようなつもりはなく、一人ひとりが仕事とプライベートをちゃんと両立できて、職場への満足度がある程度保たれている範囲内で、会社の成長とともに少しずつ増やしていければと思っています。
 
八重樫　まずは既存の従業員に満足して働いてもらうことを考えているわけですね。トップがそこまで考えてくれたら、働く側も安心だと思いますよ。もしかすると、中込社長の背後にある大量の釣り竿は、ご自身の趣味の道具じゃないですか？