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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

従業員のQOLを向上!
空調設備工事と保守の匠

 

エアコンの設置とメンテナンスが事業の柱

 
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八重樫 あらためて御社の事業内容を紹介していただけますか?
 
中込 弊社では、新築の商業施設や学校などに業務用エアコンの据え付けや取り外しなどの工事を手がけるほか、既存のオフィスビルに定期的にうかがい、空調のフィルター交換や機器全体の点検といったメンテナンス業務を行っています。平日は新築の現場がメインで、稼働中のオフィスは平日に入れませんから、メンテナンスはだいたい平日の夜間、もしくは土日の仕事になることが多いですね。現状、オフィスが中心ですけれど、ご依頼があれば個人宅にも対応しますよ。
 
八重樫 メンテナンスというのは具体的にはどんなことをするんでしょう。
 
中込 企業様と年間保守の契約を結び、業務用エアコンのフィルター交換を3ヶ月おき、年間合計で4回行ったり、夏前と冬前に点検やクリーニングをしたりします。メンテナンス業務に力を入れだしたのは、法人化してからです。個人事業主の頃はもっぱら、新築の据え付け工事をしていました。でも、仕事が2週間ないこともざらだったので、会社にして従業員を抱えるにあたって、1年を通してスケジュールを埋められる仕事が必要だったんです。
 
八重樫 なるほど。繁忙期と閑散期の差が極端でも1人なら乗り越えられるかもしれないけれど、スタッフの給料分も稼ぐためには、年間契約で先々の予定が組める業務が必要だったわけだ。工事やメンテナンスの現場で特に心がけていることはありますか?
 
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中込 しっかり、きっちり、キレイな仕事をすることです。例えば、空調設備の置かれている場所は意外と人目につくので、工事を終えた後に誰が見てもキレイと感じてもらえる仕上りにしようと努めています。メンテナンスの場合も、現場で使う脚立の配置が雑だったり、養生シートをきちんと敷けていなかったりすると美しくないですよね。そういう、作業と無関係に思える部分に、仕事のクオリティが出ると思っているんです。ですから、その部分にきちんと対応する。そこを大事にしています。
 
八重樫 なるほど! 細かなところにも職人さんのレベルが表れるんですね。むしろプロ以外の人にとっては、専門的なことはわからないので、そうした表面の部分こそ最も目がいくでしょうから、おろそかにできないのもわかります。現場の様子がだらしないと、「腕も悪そう」と思われてしまうかもしれないですよね。
 
中込 そうですね。新築の工事現場よりも、ビルのサービス側の一員として動くメンテナンスのほうが、お客様やテナント企業さんの見る目がより厳しいと感じます。だから新築が楽ということではなく、どちらの場合も段取りから片付けまで気が抜けません。何か気になる部分があるから目に付くので、結局、目に付かないのが一番いいのでしょうね。