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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

建設現場に欠かせない
杭抜き・山留を一貫施工

 

基礎工事ならオールマイティに活躍できる

 
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水野 鑑継社長がこのお仕事と出合ったのはいつ頃だったんでしょうか。
 
鑑継 21歳の頃ですね。もともと建設業界におりまして、最初はいわゆる職人をやっていました。鳶や型枠など、手仕事を中心とした仕事をしていたんです。そのときに友人がいた基礎工事の会社に誘っていただきまして、それで挑戦してみることにしました。その会社のメイン事業が山留工事だったんです。
 
水野 基礎工事の会社での職務内容は、職人さんの仕事とは随分違うんでしょう?
 
鑑継 はい。一番大きな違いは、重機を使って仕事をするということです。それまでは手作業がメインだったので、重機で作業をしてみて、体力的にずいぶんと余裕ができました。
 
水野 実際にあんなに大きな重機を自由自在に動かせたら、楽しいでしょうしね。
 
鑑継 そうですね。パワーショベルやクレーンを動かして仕事をするおもしろさを知りまして。あとは、機械のメンテナンスも任されたり、溶接にもチャレンジしたりと、オールマイティに仕事ができるのがとても楽しかったですね。
 
水野 基礎工事の楽しさに魅了されたのですね。独立されたのはおいくつのときですか?
 
鑑継 40歳のときです。2023年現在、ちょうど独立して10年ほどたちますね。
 
水野 基礎工事の仕事って、たくさんの重機が必要ですよね。身一つで独立するわけにもいきませんし、準備も大変だったことでしょう。
 
鑑継 独立を考え始めたのが、30歳を過ぎた頃でした。少しずつ準備を進め、小さい機械を買うところから始めて、山留工事の会社としてスタートしたのが2014年です。
 
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水野 最初は、山留工事がご専門だったんですね。杭抜き工事にも着手したのにはどういった経緯があったのか気になります。
 
鑑継 工事をする中で、杭が残っていて作業がストップせざるを得ないことがよくありましてね。そのせいで工期が延びてしまうケースもあったんです。弊社で栓抜き工事まで手がけることができれば、工事全体がスムーズに進むのではないかと考え、着手しました。新しい建物を建てるときには、現在の耐震基準に合わせた新しい杭を打つために、古いものを完全撤去したいんですよ。
 
水野 現場で実情を見る中で、必要だと感じられたわけですね。施工エリアについても教えてください。
 
鑑継 関西を中心に、関東でも施工しています。最近では、関西も関東も再開発されている土地が多いでしょう。建物の老朽化や耐震化されていない建物の取り壊しに伴って、我々の業種は今後ますます需要が高まってくると考えています。