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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

利用者の生活に寄り添い

 

仕事に対する情熱から独立を決意する

 
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クリス 伊藤代表がこの会社を起ち上げたきっかけはなんだったんですか?
 
伊藤 住宅生協の仕事の中で、介護リフォームを経験したことがきっかけです。私はこの介護リフォームの仕事に、とてもやりがいを感じたんです。そこで、より良いサービスにするための企画を考えては、何度も理事会に提案していました。しかし、いわゆる採算を度外視した私の提案は、受け入れてもらうことが難しく、意見が衝突することもあったんです。そんなある時、当時の職人から「お前の仕事をするのは、地域に信頼されている生協に所属しているからだよ」と厳しい指摘を受けました。そこで私は、自分自身が理想とする方法でお客様や職人から信頼されるようになろうと決意し、独立してこの会社を起ち上げたんです。
 
クリス 伊藤代表は仕事に対するこだわりや思いが強かったんですね。素敵な情熱だと思います。
 
伊藤 ありがとうございます。私は現在でも、仕事に対する思いは変わらず、お客様からのご依頼は極力断らないようにしているんですよ。たとえ自分が手がけたことのない工事の依頼でも、他の誰かが出来る工事なら私にも出来るはずだと信じ、その工事のノウハウを学習するんです。そして、お客様と直接打ち合わせをして、さまざまなご希望に対して誠心誠意、取り組んできたことで、さまざまな工事に幅広く対応できる知識や技術が身に付いたと自負しています。このように、どんなご依頼も断らずに挑戦する弊社の取り組みは、周囲の方々から「熱血過ぎる」と言われることもあるんですよ(笑)。
 
クリス お客さんとしては、それほど経験豊富な伊藤代表に仕事をお願いできると安心できますよね。
 
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伊藤 嬉しいことに、長年にわたって何度も仕事を依頼してくださるお客様が多くいらっしゃいます。若い頃の私は、まだまだお客様に対する礼儀が甘く、お客様からお𠮟りを受けることもありました。しかし、叱られた後には互いに打ち解けて一緒に食事をし、そのままお客様のお宅に泊めていただくこともあったんですよ。そのように私をかわいがって育ててくださったお客様からは、今でも住宅に関するご相談があるんです。お客様視点からのご意見をいただくことも多く、いつも学習させていただいています。そのような経験が私の仕事の技術や知識に結び付いていると考えていますので、お客様には本当に感謝しているんです。