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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

コンクリート圧送工事の匠
人とのつながりを大切に

 

妥協のない仕事への取り組みで顧客を増やす

 
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鶴久 コンクリート圧送工事業の業務内容について教えてください。
 
菅原 建築には欠かせない建物の土台をつくるためのコンクリート圧送工事を行っています。作業内容は、現場に運ばれてきた液状の生コンクリートを、専用のポンプ車で建築物の土台づくりの型に流し込むというものです。
 
鶴久 メディアなどを通して間接的に見たことがありますよ。穴を掘って鉄筋や金属を入れてから、コンクリートを流し込むような感じですよね?
 
菅原 はい。ほかの専門業者さんがそれぞれの作業工程を済ませたのち、私たちがコンクリートを流し込んで仕上げるという工程になります。ですから我々がミスをすると、それまで関わってくれた業者さんにご迷惑をかけることになるんです。そういった責任は常に意識しながら仕事に取り組んでいます。
 
鶴久 なるほど、それは責任重大だ! コンクリート工事がいい加減だと、大した地震でもないのに耐えられない弱い建築につながる場合がありますものね。
 
菅原 その通りです。目に見えない部分の工事だからこそ、手を抜かずに取りかかる必要があると考えています。結果的には、それが次の仕事にもつながっていきますからね。
 
鶴久 菅原代表の仕事へのプライドとこだわりを感じます。工事現場では、どんなことに気を付けていますか?
 
菅原 施工では足の踏み場所や踏み方一つにもこだわっていて、体がいくら辛くても徹底しています。若いスタッフに「そこまでやるんですか」と言われても、高品質のコンクリート圧送工事で安心・安全な土台をつくるためには欠かせないので、ぶれずに貫いているんです。大規模工事の建築は、完成後に見に行ったとき妥協なく頑張ってやり切った達成感を味わえるので、下の世代にはそういった喜びも伝えていきたいですね。
 
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鶴久 私は音楽の世界で生きている中で、菅原代表のストイックな姿勢に強い共感を覚えます。厳しい環境をベースにすれば、質の良い仕事や挑戦することが当たり前になりますよね!
 
菅原 ええ。実際に現場監督などから「このレベルの施工をしてくれると嬉しい」との声もいただいています。実直に工事に尽力することで、リピートにもつながると信じていますから。また、私が普段から大切にしていることが「目配り・気配り・思いやり」です。多くの職人さん、お客様と関わる中で、その三拍子を大切にコミュニケーションを取り、自分自身が中心となって良い輪をつくろうと心がけています。