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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

コンクリート圧送工事の匠 人とのつながりを大切に
菅原圧送 代表 菅原直人

 
プロフィール 栃木県出身。8歳からサッカーに真剣に取り組み、高校も強豪校へ進学する。しかし怪我等でサッカーを辞めるとともに高校も中退、その後建築業界へ。世話になっていた大工の棟梁との仕事からコンクリート圧送工事業に携わり、この道一筋で25年になる。2019年、菅原圧送を創業。栃木県宇都宮市を拠点に関東一円で事業を展開し、高品質の施工からリピート顧客を増やしている。【ホームページ
 
 
 
栃木県宇都宮市でコンクリート圧送工事を行う菅原圧送。代表の菅原直人氏は、この道一筋25年の大ベテランである。人とのつながりを何よりも大切にし、情報収集のアンテナを常に張り巡らせながら、持前のプラス思考で良いものは取り入れ、自身と会社の成長を促進させる。現場の空気を乱さないよう人の好き嫌いをなくし他人の意見を尊重する人徳者は、目に見えない基礎工事に妥協がなく、業界から大きな信頼を獲得している。
 
 
 

業界歴25年、コンクリート圧送工事一筋

 
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インタビュアー 鶴久政治(元チェッカーズ)
鶴久 栃木県宇都宮市を拠点に、コンクリート圧送工事を手がけている菅原圧送さん。まずは菅原代表がこの業界に入ったきっかけから教えてください。
 
菅原 お世話になっていた大工の棟梁のご縁で、コンクリート圧送を手がける会社の社長と知り合ったんです。何一つ迷うこともなく、若さゆえの興味本位でその会社の門をたたき、早いものでこの業界一筋で25年になります。
 
鶴久 25年とはベテランの領域だ! 高校を卒業してからこの業界ですか?
 
菅原 いいえ。私は8歳からサッカーを本格的にやり始め、強豪チームを渡り歩き、高校もその流れでサッカーをする為に進学したんです。しかし、怪我や諸々の事情もあってサッカーを辞めることになりまして。当時の私は、好奇心旺盛で人目も気にせず自分本位なやんちゃ野郎でした。でもサッカーがあるからギリギリ道を外さず頑張っていたんですよ。でも、部活を辞めることになってそのストッパーもなくなってしまい、同じタイミングで高校まで辞めてしまいました。その後も大きく道を外さずに歩んで来られたのは、お世話になった棟梁や、この仕事と出会うことができたからでしょうね。今では、気心知れた仲間たちとシニアリーグでサッカーを楽しみ続けていますよ!
 
鶴久 サッカーに本気で向き合い挫折を味わった経験は、菅原代表の人生において大きな学びになったと想像します。独立はいつ、どのような背景でされたのでしょう。
 
菅原 今の会社を立ち上げたのは2019年です。この業界は体力勝負で、大変な案件もあるなど気苦労も多いものの(笑)、現場で良い仕事をして後世に残していきたい気持ちが強くなり、独立に至りました。