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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

抜群の機動力と正確性
住宅の鉄筋工事で躍進!

 

見えなくなる基礎工事も絶対に手を抜かない

 
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畑山 それは大きな強みですね! スピーディに施工してくだされば、お客さんにとっても嬉しい限りでしょう。ところで、齋藤社長のご経歴も気になります。
 
齋藤 私は近所に住んでいた道場の先生に誘われて、幼稚園の頃から柔道に打ち込みました。中学生の時には愛知県の大会で優勝しましてね。全国大会でも16位に入ることができたんです。そして、オリンピック出場を目指して青春時代を過ごしてきました。しかし、残念ながら、高校入学後すぐにケガをしてしまったんです。オリンピック出場はあきらめ、柔道もやめました。これが私の人生で最も悔しい過去なんですよ。
 
畑山 それは残念でしたね・・・。そこから、どのようにしてこの業界に入られたのでしょう。
 
齋藤 その後は、友人と一緒に鉄筋工事の会社へ面接に行きました。すると驚いたことに、その会社の親方が子どもの頃に柔道を教えてくれた先生だったんですよ(笑)。これも何かの縁だと感じて就職を決めた私は、親方に一から仕事を教えていただきました。ただ、当時の指導は“見て覚えろ”が基本でしてね。現場に行っても何をすればいいかわからずうろうろしていると、すぐに怒鳴られてしまい大変でした。
 
畑山 なるほど。でも、そのような過酷な環境も、柔道で培った根性で乗り越えてきたのでしょうね。
 
齋藤 そうですね。また、数年経って仕事を覚え給料が増えると、社会に出た同年齢の人に負けたくないという反骨精神が高まりました。20代の頃は休みなく、がむしゃらに働いていましたね。そして、順調に業績を伸ばし2015年に弊社を創業しました。現在、18名の社員と共に汗を流しているところです。
 
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畑山 柔道での挫折をものともせず、建築業界でチャンピオンを目指す齋藤社長は私の生き方とそっくりで、大いに共感しますよ。では、あらためて会社の特徴について教えていただけますか?
 
齋藤 弊社は、基本的に息の合った社員のペアで現場に入りスピーディに施工します。高い機動力で数多くの現場をこなせることが自慢の一つなんですよ。もちろん、工事の質をないがしろにすることはありません。基礎の鉄筋は少しぐらい曲がっても構造に影響はありませんし、地面に埋もれて見えなくなるもの。しかし、それでも弊社はシビアな目で確認して垂直を維持するなど、絶対に手を抜かない丁寧な施工を実現しています。