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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

地域と連携し多様な支援
進化する介護タクシー

 
 
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宮地 コミュニケーションも大事にされているんですね。どんなときに仕事のやりがいを感じますか?
 
井原 利用者様の晴れやかな表情を見たときですね。病院で状態が良くなった方に、弊社のサービスでさらに笑顔になっていただけたときは本当に嬉しいです。利用者様を普段の暮らしへ送り出す、この営みこそ、私たちにしかできないサービスだと考えているんです。
 
宮地 退院は喜ばしくても、日常復帰に不安を抱える人は多いと思います。そんなとき、井原社長に癒される声で語りかけられ、優しく介護してもらえれば、前向きな気持ちになれそうです。今後の展望についてもお聞かせください。
 
井原 近年、異常気象もあって事前避難という言葉をよく耳にします。でも、実際は諦めてしまって避難場所へ行かない人や、そもそも行けない人が多いんです。そういう方々のために、私たち介護タクシー会社と地域が連携し、スムーズな事前避難を行えるようにしたいです。現在、避難場所の活用について市に働きかけているところなんです。
 
宮地 私も阪神淡路大震災を経験した後、防災士の資格を取得し、井原社長がおっしゃった事柄を学びました。地域ぐるみで支援体制を構築すれば、独居のお年寄りのサポートにもつながる気がします。家でこもりがちだと、自ら死を選んでしまうリスクも高まってしまうでしょうから・・・。
 
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井原 私もそう思います。今おっしゃったことと関連付けると、精神疾患やアルコール依存症の方と医療機関をつなぐ導線もつくっていきたいです。ご自身で命を落とす方が多いといった話をよく聞きますし、実際に消防士の頃にその現場を目の前にしてきました。そうなってしまう前に医療機関とつながって欲しいです。ご家族だけでは連れ出せなくても私たちが入ることで、ご負担を減らせるのではないかと考えています。
 
宮地 職種は変わっても、幼い頃から持ち続けてきた“人を助けたい”という思いが原動力になっているのですね。介護タクシー事業を起点に、地域福祉との連携を目指している井原社長。その手で、これからも多くの方を笑顔にしていってください!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
利用者様が元気になっていく姿を見ることが楽しいですし、「ありがとう」と言っていただけた時は本当に嬉しいです。
(井原智)
 

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