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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

建設業で福知山市に貢献
たこ焼き店もオープン!

 

人とのつながりを大切に飲食業にも挑戦

 
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濱中 これは驚きました。どうしてそんなにフットワークが軽いのでしょう。
 
田中(貴) 私が何よりも大事にしているのは人とのつながりです。私を建設業界に導いてくださった方々に心から感謝しているので、同業の仲間から「手伝ってくれ」と声がかかれば、どこへでも駆けつけると決めているんですよ。そして、息子の俊也をはじめとした若い世代にも、人とのつながりの大切さを知ってもらいたいです。この思いを伝えるために、俊也と力を合わせ今年5月にたこ焼き店を開業しました。
 
濱中 なるほど。飲食業を通じて人と信頼を結ぶことの重要性を教えていくわけですね。
 
田中(貴) 実を言うと、俊也に店を任せているのはもう一つ理由があるんです。俊也は長年にわたり吃音に悩まされ、人前に出るのを避ける性格になってしまいました。そんな時、息子のために何か力になれないかと考え、飲食という人とコミュニケーションを取る仕事を勧めたんです。
 
濱中 田中代表の後押しを受けた俊也さん。そのときのお気持ちはいかがでしたか。
 
田中(俊) 自分に飲食店が運営できるかどうか、最初はかなり不安でした。でも、実際に開業すると自然に接客ができるようになったんです。吃音が気にならなくなったことで自分に自信がつき、今は6名のスタッフと共に楽しく働いています。
 
濱中 まさしく人生の新たな一歩ですね。では、あらためてお店の内容を教えてください。
 
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タコテックを運営する息子の俊也さん
田中(俊) テイクアウトはもちろん、たこ焼き店では珍しく店内で飲食できるお店で、アルコールの種類も豊富に揃えているので昼飲みも大歓迎です! おかげさまで学生さんから会社員の方々まで、さまざまなお客様に利用していただいています。
 
濱中 たこ焼きの本場・大阪でもほとんどがテイクアウト専門店や屋台ばかりですよね。店内で飲食できてお酒まで楽しめるたこ焼き店は貴重ですよ。にぎやかな店内が想像できます。
 
田中(貴) タコテックを任せてからの俊也はとても前向きな性格になり、私たち家族も明るくなったんです。それに、福知山の駅前はシャッター街ばかりになってしまいましたので、地元を盛り上げるためにも、元気な飲食店でにぎわいを取り戻したいとも思っています。