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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

新たな風が発展への道標
安全に注力する足場工事

 

共に働くスタッフのために会社を存続

 
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千葉 創業から40年以上という確かな信頼と実績のある林工業さん。石田社長ご自身も足場工事で経験を積んでこられたんでしょうか。
 
石田 いえ、私はもともと土木関係の現場監督をやっていました。正直に言いますと、私は足場関係には怖いイメージを持っていたので、一番就職したくない業界だったんです(笑)。
 
千葉 えっ、そうだったんですか(笑)! ではなおさらこの業界に進まれたきっかけが気になりますね。
 
石田 建設業は土木工事、屋根工事、左官工事など、いろんな種類がある中で、天気の影響を受けやすいものとそうではないものがあります。土木工事などは雨が降ると基本的に作業が止まってしまい、休みになってしまうところが多いものの、足場工事は台風や強風といった天気が大荒れしない限りは、影響を受けることが少ないんです。ですから、稼働率が落ちず伸びしろのある足場工事の仕事に可能性を感じ、この道に進みました。
 
千葉 現場関係のお仕事は日給制が多いと聞きますから、休みになってしまうとどうしても得られる給料が減ってしまいますよね。天気に左右されることが少ない足場工事は、安定した給料を得られるという意味でも魅力的だと思います。
 
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石田 そうなんです。土木業界から足場業界に転職した理由はそれもありまして、土木工事では梅雨や台風の時期はほぼ休みになってしまいます。それに加え当時はバブルが崩壊し景気も悪くなったことで、多くの会社が倒産してしまいました。私が勤めていた会社もその一つで、バブル崩壊後の10年後に倒産し、苦しい思いを経験しました。その時、当たり前のように働けて、当たり前のように生きていられる、それがとても幸せなことだと気付いたんです。先代から会社を引き継ぐ際に、「辞めるもよし、続けるもよし、お前の好きにしろ」と言われたんですね。ですが、会社を閉めるとなると、100人の社員、200人の協力会社さん、その家族も合わせると400人~500人の人たちが路頭に迷ってしまいます。そのため、私と同じような辛い思いは絶対にさせまいと、続ける道を選びました。今考えると、辞めても続けても大変なことに変わりはないので、先代の言葉はずるいですよ(笑)。
 
千葉 それでも、会社を存続されることを選んだ石田社長は素敵です。強い使命感がなければなかなかできないことだと思いますよ。