嶋　独立して3年が過ぎ、取引先も増え、現在は順調に歩んでいる長野社長。次の目標が出てきた頃ではないでしょうか？
 
長野　ええ、そうですね。元請けの取引先が増えた分、仕事を請け負ってもらう下請けとのやり取りも増えました。自分が仕事を発注する側になって気付いたのが、万が一下請けがミスをすればこちらの責任も重大なので、より気持ちが引き締まるということ。実際そのせいで流れた案件もありましたが、失敗も経験。今後は今以上に、弊社が元請けとして発注する仕事を増やしたいです。そうすることで、より下請けの気持ちが理解できる会社になっていきたいですね
 
嶋　下請けの立場に理解がある会社として評判を高めれば、御社はより成長できるでしょうから、やりがいのある課題でもありますよね。
 
長野　そう思います。また、この業界は人手不足が深刻になっていくでしょう。ですから、縦の関係だけでなく横のつながりで協力し合える体制をつくっておくことが大事だと思うんです。上下や立場による力関係ではなく、対等な目線で情報を共有したり役割を分担したりして、お互いが前向きでいられる関係を築きたいです。そうすることで、若い働き手にとっても魅力的な業界になるはずです。
 
嶋　自分の会社だけでなく業界全体の未来を見据え、かつ働き手を思いやるという、素晴らしい目標ですね！