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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

若いスタッフが活躍する
高い技術の溶接工事会社

 

基礎を大切にしながら技術を追求

 
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岩崎 山本社長がお仕事の中で大切にしているこだわりなどもぜひ教えてください。
 
山本 やはり、何事も基礎が大切だと思います。アーク溶接には、作業するための姿勢として下向姿勢、横向姿勢、立向姿勢、上向姿勢という4つがあるんです。これを総称して全姿勢と言いまして、中でも下向姿勢が最も基本となる姿勢で、長年経験を積んで慣れているからといって基本の正しい姿勢を怠ると、溶接部分に欠陥が生じてしまうんです。
 
岩崎 基礎となる技術だからこそ、基本に忠実に正しく行う必要があるわけですか。
 
山本 ええ。ただ一直線に溶接するだけでも、技術を学んだからといって、すぐにきれいに仕上げられるわけではありません。私は基礎となる技術を追求すればするほど、悩むことが多くなると思います。しかし、一つひとつの基本を大事にしながら技術を追求していくことが、この仕事のおもしろさでもあるんですよ。
 
岩崎 まるで芸術を追求するかのように、溶接って本当に奥が深い技術なんですね。
 
山本 そうですね。先ほども言ったように、先輩の施工をそのままマネしようとしても、人によってクセもありますし、かえって技術の向上につながらないこともあります。だからこそ、自分なりに繰り返し研究し、自分自身の色を出していくのが大事だと思いますね。
 
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岩崎 素晴らしいと思います。山本社長はもちろん、スタッフのみなさんもやはり高い技術をお持ちなのではないでしょうか。
 
山本 はい。スタッフもみな、基礎となる技術を大事にしています。弊社では私を含めて、先ほど言った全姿勢での溶接作業を行うことが可能なスタッフが多く在籍しているんです。ですから、橋梁や鉄骨工事、工場やプラント内での工事、造船など、幅広い工事に対応できるんです。
 
岩崎 プロの職人さんからすると、基本の技術はできて当たり前かもしれません。でも、どんな工事でもその基本を大事にこだわって作業してくれるとなると、取り引き先や周囲の会社からの信頼度も非常に高いと思いますね。