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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

伝統と技術の工務店が
淡路島の生活を支える

 
 
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狩野 せっかく高い技術を持っていても、現場での振る舞いが悪かったらすべてが台無し。大工さんのマナーの悪さは、施主さんが周囲から白い目で見られることに直結します。でも、地域に寄り添う瀬合工務店さんなら心配いりませんね。ところで、現在は何名くらいのスタッフさんがおられるのでしょう。
 
瀬合 スタッフは私と妻と弟の3人です。弟は職人で、見積もりなどの経理を手伝ってくれていた妻も、実は昨年、二級建築士の資格を取得したんですよ。
 
狩野 建築士の試験は非常に難しいと聞いています。奥様の努力は素晴らしいですね。
 
瀬合 妻は私が苦労しながら見積書を作成する姿を見て、自分が担当すれば施工に専念できると考え、わざわざ資格を取ってくれたんですよ。ところが今は、見積もりだけでなく大工の仕事も覚えてくれています。今日も現場で技術を学ぶために来てくれているんです。
 
狩野 これは頼もしい。住宅には、動線や水回りなど細部にこだわる女性の目線も欠かせません。奥様がチームに加わってくださると、さらに心地よい住まいになりますよ。
 
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瀬合 ええ、妻の手も借りながらますます業務の幅を広げたいですね。まあ、ケンカをしたら大変なことになってしまいますが(笑)、互いに言いたいことを言い合える関係の妻や弟と一緒なら、現場で思い付いたこともその場で進められるのでありがたい限りです。
 
狩野 歴史ある瀬合工務店さんの、今後がますます楽しみですよ。
 
瀬合 ありがとうございます。最近は、父や祖父が建てた家のリフォームを依頼される機会が増え、私も「この家を建てたんだよ」と息子に自慢できるのが嬉しいんですよ。ただ、息子はまだ小学6年生ですので、現場で遊ぶのが大好きというのも10時と15時のおやつが待ち遠しいからのようで(笑)。当分は私と妻と弟の3人で力を合わせ、淡路島の生活を支えるために頑張ります!
 
狩野 創業から100年目まで、あと3年。これからも地元の方々に愛される伝統の工務店であり続け、無事、5代目へと受け継がれるのを私も楽しみにしています!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
特別「楽しもう」とは意識していないものの、モチベーションを下げないように意識しています。嫌な気分ではやる気も出ませんし、仕事にも影響が出てしまいますからね。
(瀬合隆文)
 

:: 店舗情報 ::

瀬合工務店

〒656-2311 兵庫県淡路市久留麻635

ホームページ
https://www.sego-koumuten.jp/