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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

同じ思いの仲間を増やす アンテナ工事の開業支援
合同会社3PM 代表 大貫康喬

 
プロフィール (おおぬき やすたか)群馬県出身。大学卒業後、知人と共にラーメン店の経営を開始し、飲食店5店舗を運営するまでに事業を拡大した。2008年には太陽光パネルの設置やメンテナンスを行う施工業者を創業するも、経営上のストレスに悩み、長年の友人以外のすべてのスタッフを独立させた。その後、テレビアンテナの設置や修理を行う事業を開始。2019年4月に法人化し(同)3PMを設立した。【ホームページ
 
 
 
テレビアンテナの設置や修理など、住まいのメンテナンスを中心に事業を展開する合同会社3PM(スリーピーエム)。同社の大きな特長は、全国で“パートナー”を募集しアンテナ工事の技術を指導。1週間で独立が可能な仕組みをつくり上げたことだ。代表の大貫康喬氏はラーメン店の運営や太陽光パネルの施工など、さまざまな事業の経営で苦労を重ねた経験から、パートナーにはストレスなく、楽しく仕事をしてほしいと願っているという。
 
 
 

ラーメン店運営から太陽光パネルの施工へ

 
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インタビュアー 川村ゆきえ(タレント)
川村 テレビアンテナの設置や修理を中心に、さまざまな事業を手がける合同会社3PMさん。今日は大貫代表の素顔に迫ってみたいと思います。さっそく、これまでの歩みを教えていただけますか。
 
大貫 私は地元である群馬県みどり市の出身です。栃木県の大学を卒業後、すぐに銀行へ行きお金を借りて、ラーメン店を始めたのが社会人としての一歩目でした。
 
川村 就職せず、すぐに飲食店を経営したんですか?
 
大貫 就職する気はまったくなかったですね。というのも、父が自営業だったのもあり、私は自分で商売を始めることに自然と目が向くようになっていたんです。そこで、もともとラーメン店を経営していた知人と組み、新しい店をオープンしました。これは飲食店5店舗まで支店を広げることができました。
 
川村 いきなり5店舗はすごいですね! そのまま事業を拡大していったのでしょうか。
 
大貫 残念ながら、そううまくはいきませんでした。徐々に売り上げが冷え込み、状況は悪くなるばかりだったんです。そこで私は、「自分にできることはなんでもやろう」と決意しました。たまたま、それを常連のお客さんに話したところ、「太陽光パネル設置の仕事で、人が足りないからやってみないか」と誘われ、受けることにしたんです。そこで新しい会社を立ち上げ、太陽光パネルの施工とともに住宅のメンテナンスなども行いながら、社員30人を抱えるまでに成長させました。