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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

顧客の思いを汲み取り
引越しを徹底サポート

 

電気工事から猫の世話まで要望に応える!

 
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水野 引越し業界は、かなり過酷な労働環境とお聞きしています。
 
川村 それは事実です。私は高校を卒業する前からアルバイトを始めました。その間、東日本大震災の影響で卒業式が延期され、シフトに入れなかったことがありました。すると、上司からものすごい勢いで怒られたんですよ。しかも、アルバイトを始めた月に24日も働いたのに「1ヶ月は31日ある。24日『も』じゃない、24日『しか』だ!」と怒鳴られました(笑)。あまりの怖さと仕事のハードさに、しばらくは泣きながら働いていました。連続で200日も出勤したこともありましたね。
 
水野 200日ですか! 壮絶なご経験ですね・・・。なぜお仕事を続けることができたのでしょう。
 
川村 そこまでいくと考え方も突き抜けて、逆に「この業界の人たちはおもしろい」と思うようになったんです(笑)。それに先輩たちは私のことを評価してくださったし、だからこそ厳しく仕事を教えてくれたのだと思います。
 
水野 つらいながらも、愛情の感じられる関係を築いておられたのですね。お客さんの声も励みになったのでは?
 
川村 おっしゃるとおりですね。私はアルバイトでありながら、お客様のご要望に応え、会社の決まりにはないサービスもご提供しました。そうして経験を積む中で、せっかくなら自分でルールをつくり、ますますお客様に喜んでいただきたい。そんな気持ちが湧き上がり独立を決意したんです。
 
水野 なるほど。お客さんに喜んでもらう仕事をするのが第一。すると、引越しのほかにもさまざまな業務を手がけられそうですね。
 
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川村 そうなんですよ。「サポート」という名前のとおり、弊社では退去後のハウスクリーニングはもちろんのこと、窓やシャッターの取り付けから電気工事まで、引越した際に必要になるさまざまなニーズにお応えしています。また、イベント会場の設営も行いますし、自転車の修理をしたこともあるんですよ。「家庭の悩みを聞いてほしい」「猫の世話をしてほしい」というご要望にお応えしたこともあるほどです(笑)。
 
水野 想像以上の柔軟さで驚きました! 川村社長は、どんな願いも叶えてくださる方ですね。
 
川村 私のポリシーは、自分を頼ってくれた人のために、まず、やってみること。お客様に、「なんでもやる人間だ」と思っていただきたいんですよ。それに、もし力が及ばず解決できないことがあっても、親身になってお客様の話をお聞きすることで、心が軽くなってくだされば嬉しいです。