B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

貸しスペースで地域交流
児童支援の寺子屋も

 
 
glay-s1top.jpg
前田 正直、ここまでするつもりはありませんでしたから、完全に予算オーバーです(笑)。でも、中途半端にきれいにするより、特別感のある場所にしたほうが、子どもたちも大事に使ってくれると思いますし、そこでみんなとご飯を食べたり遊んだりできる喜びも大きいんじゃないでしょうか。そう考えると、手を抜けませんでした。
 
八木 素晴らしい姿勢ですね。ボランティアの輪も広がっていますか?
 
前田 子ども食堂は、最初に手を上げてくださった方たちが頼りで、なかなか人数が増えるところまでいきませんが、思わぬ出会いもありました。大阪大学の学生サークルとつながりができ、この家に代わる代わるやってきて、子どもたちと交流してくれたんです。私と同様、彼らも子どもの居場所をつくりたいと思ってくれているようで、今後も不定期でここに来てくれるほか、駅前の別の場所に彼らなりの寺子屋をオープンする計画も進行中のようです。勉強を教えるだけでなく、子どもたちが将来の夢を描けるような、いい刺激になる時間がつくれたら嬉しいですね。
 
八木 これから、ますます楽しみですね。会社としての今後は、いかがでしょう。
 
glay-s1top.jpg
前田 会社としては、高齢者向けマンション「ケセラセラ」をはじめ、入居されている皆様に喜んでいただけるような不動産管理を目指し、このレンタルスペースの貸し出しも広げていきたいです。今のところ、健康体操やママさんたちのランチ会、研修などに使っていただいているものの、台所付きのアットホームな場所ですから、年齢問わずもっといろいろな使い道があるのではないでしょうか。子どもたちの寺子屋を含め、地域の活性化に理解のある人たちと、これからも新たな場所づくりにチャレンジし、人と人とを結びつけるファシリテーターとなってまちづくりに協力していきたいですね。
 
八木 地域の課題を解決したいとか、子どもたちのために何か役に立ちたいとか、そういった気持ちを持つ人は多くても、前田さんのように具体的なプランをまとめて実行できる方はそうはいません。今後ますます発展していけるよう、私も応援しています!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
何事も、夢を描くことが大事。そして、遊び心を忘れずに取り組めば、きっといい仕事につながると思います。仕事の楽しさは、達成感を感じた時にわかるものです。
(前田修)
 

:: 企業情報 ::

合同会社エフエム・mae

〒563-0042 大阪府池田市宇保町9-13