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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
プロフィール 山形県出身。工業高校を卒業後に上京し、埼玉の設計事務所で4年間働く。手描きでの図面作成の他、官庁回りなども経験。2級建築士免許取得後は、地元密着型ビルダーに勤務し、設計施工監理を担当した。30歳で一級建築士免許を取得、年間着工数100棟の主任設計をこなす。旭化成主催「ハウジングデザインアワード」グランプリをはじめ、複数の賞を受賞。2002年に(有)エー・デザインを設立した。【ホームページ
 
 
 
埼玉県を中心に活動する有限会社エー・デザイン。代表取締役の阿部洋和氏は建築畑一筋の一級建築士だ。完工引渡し1200棟超の実績を誇る今なお、忘れない初心があるという。それは関係者らとの「意思疎通」。施主とはもちろん、現場の職人との関係性も、家の完成度に大きく影響するからだ。尊敬する矢沢永吉から学んだスピリットを胸に、阿部社長が目指すのは、関わる人全てが満足できる家づくりである。
 
 
 

建築を土台から支える仕事

 
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インタビュアー 鶴久政治(ミュージシャン)
鶴久 一級建築士事務所エー・デザインさんの、具体的な業務内容から教えてください。
 
阿部 注文住宅の間取りや外観デザインの取りまとめをメインに、設計から予算管理、工事管理といったマネジメント、そして中古物件のリノベーションデザインなどを行っています。また、少数ですが、飲食店もデザイン・工事含めてお請けしていますよ。
 
鶴久 「家を建てよう!」と思ってから完成までの、下地を担う仕事なんですね。バンドで例えるならドラムだな。音楽って、どんなに歌やギターが上手でもドラムがいまいちだとダメで、反対に、ドラムがしっかりしていると落ち着いて聴けるものなんです。
 
阿部 下地が大事との意見は、本当に共感できます。実は、私も昔、ドラムを叩いていたことがあるんですよ。矢沢永吉さんが好きで、バンド活動をしていました。
 
鶴久 そうなんですか! 実はチェッカーズも、矢沢さんの影響を多分に受けているんですよ。現在も音楽活動を?
 
阿部 カラオケくらいです(笑)。ただ、上棟式で木やり歌を歌うと、施主様ご家族がとても喜んでくださるんですよ。
 
鶴久 そのサービス精神も矢沢イズムだなぁ。阿部社長のことがもっと知りたくなりました!