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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

顧客本位の引越会社
脱運送業のサービス追求

 

すぐに新しい生活が始められるセッティングを

 
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 9年もいた会社を離れ、自分で引越会社をつくろうと思ったのはなぜですか? 様々な業種を渡り歩いた以前とは違い、明らかに「引越サービスこそ自分の歩む道だ」という決意が窺えますよね。
 
松本 そうですね。実をいうと、独立前、他の引越会社からも誘われていました。しかし、勤め先だった会社も含め、私の考えるサービスのあり方とはズレがあった。もちろん当時は雇われの身で自分に決定権などありませんから、それなら、これが理想と思う引越会社を自分でつくるしかないという結論に至ったわけです。
 
 そうでしたか。実は僕、引越マニアなんですよ。もっぱら運んでもらう側ですけど(笑)。サッカーのプロ契約をした時から数えて20回近く引越していますが、どこの業者さんも、単純に荷物を預かり、運搬して終わりという印象でした。松本社長が目指す、理想の引越しサービスとはどのようなものなのか興味深いですね。
 
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松本 今の引越業界の受注システムはインターネットの一括比較サイトによるものがほとんどです。たくさんの情報を比較しやすいという点ではお客様にとってメリットがありますが、比べられる側が競い合ううちに値段をどんどん下げ、結局は叩き合いになってしまう。単価をぎりぎりまで落とす中で利益を確保するには、1日の作業件数をこなすしかありません。だから城さんが言うように、ただ運ぶだけのサービスになるわけです。ところで城さん、引越の作業を早く終わらせる方法ってご存じですか?
 
 さて・・・? 何か秘策があるんでしょうか。
 
松本 「拭かない・巻かない・話さない」というのが3原則です。説明する前にIPUが普段行っているサービスのお話しをしますと、ある家財を運ぶ際、まず簡単に掃除して、特殊な梱包材で荷づくりし、分解が必要な家具などは分解し、丁寧に運びます。そして、新しい家では、一つひとつの家財をどこにどう置くかお客様と相談しながら、すぐに生活が始められる形を整えていきます。これに対して、3原則を守るとどうなるか。掃除も何もせず、梱包しないまま運び出し、そのままトラックに積み込んで、新居の空いたスペースに降ろしておしまい。これが一番早いんです。
 
 
 
 

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