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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

心に残るデザインで
園づくりをサポート

 

時代が変わっても、心と記憶に残るものを

 
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中島 本当にそう思います。それにその園児が思春期になってからメダルを目にした時、どんなことに思いを馳せるでしょうか。思春期になれば悩みもあるでしょうし、勉強や友達のことでうまくいかないこともあるでしょう。中には様々な家庭の事情で寂しい思いをしている子や、もっと大きな悩みを抱えている子もいるかもしれません。でも、そんな時にメダルを見て、子どもの頃に無償の愛を受けていたことを思い出してもらえたら・・・。自分を大事に思ってくれた人が側にいたことを、もう一度感じてほしい。だからこそメダル以外のグッズについても、「残るものを」ということに重きを置いているんです。
 
水野 子どもって幼いなりに、幼稚園や保育園に通っていた頃のことをちゃんと覚えているんですよね。私がいた保育園は、教室も廊下も板張りの、本当に古い園舎だったんですが、年長の時に新しい園舎に移ることになったんです。それがもう、すごくかっこいい園舎で。屋根やロッカーはカラフルで、壁に動物のレリーフもあって・・・。跳び箱やイス、遊具も楽しいデザインのものになったことを、よく覚えています。体操服なんかも今は可愛いデザインのものをよく見かけますし、そんなふうに子どもが触れるものや身に付けるものは、実用性だけでなく、そこに思いやデザイン性もあってほしいなと思います。
 
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中島 本当にそうですよね。水野さんもそれだけ鮮明に詳細を覚えていらっしゃるということは、当時は本当に嬉しかったのでしょうね。
 
水野 幼い頃の記憶は普通はだんだんと薄れていくものですが、話をしたり思い出したりする度に、記憶が縁どられてはっきりと残っていくんですよね。そのきっかけとなるのがまさに「思い出の品」。御社が手がけている園バスやオリジナル記念品は、その記憶の扉を開くきっかけになりますよね。
 
中島 ええ。さらにそれが良い物であれば、容易には捨てられないですし、だからこそ、多少高価であっても価値あるものを提供したいと思っています。
 
水野 はじめに「幼稚園や保育園専門のデザイン会社」とうかがった際、とても珍しい事業なのでどういう会社なんだろう、と思っていました。でも今日、中島代表のお話をうかがって、その意義と価値がよくわかりました。デザインというと、視覚的にどう映るかだと思っていましたが、それ以上にそのデザインが先々、その人にどういう影響を与えるのかが、一番大事なんですね。まさにデザインとはそうあるべきだと思いましたし、これからも子どもたちの心に残るものを、つくり続けてくださいね!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
“テンションの上がるもの”をちょっとだけ取り入れながら生活することが、結果、仕事を楽しむことにつながっています。そうやってバランスをとり心に余裕を持つことで、次のデザインをプロデュースする活力が生まれます。
(中島亜紗美)
 
 :: 会社概要 :: 
   ■ 社名 株式会社リンドウアソシエイツ
 ■ 本社 〒225-0024 神奈川県横浜市青葉区市が尾町1075-2 プラネット105
 ■ 事業内容 幼稚園・保育園のトータルデザイン/オリジナル製品販売
 ■ 設立 平成2年4月
 ■ ホームページ http://www.rindo.ne.jp